【企業視点で読み解く】面接時の自己PRのコツとは?

記事更新日: 2020/03/08

ライター: UK

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この記事では以下の方向けに書いています。

※どちらかというと転職者向けの記事です。

 

就職や転職の面接に備えて準備が必要。

・内定に近くポイントを知りたい。

この記事を読むことで得られるメリット
  • 企業側のニーズが分かる。
  • 自己PR時の注意点が分かる。
  • どういう自己PRが効果的かわかる。

 

別の記事にも書きましたが、面接官に自分のことを正しく知ってもらえることはとーっても大事です。

面接官(人事担当者や現場の方)は、そもそも必ずしも全員が面接のプロというわけではありません。

つまり、面接対策のポイントとしては、結論としては、その人の「印象」ということになるのですが、

じゃあどうやったら良い印象を残せるの?

と、なりますよね。。。

今回は、

面接時の「マインドセット」や「自己PR」に絞って伝えていきたいと思います!!

  • 一次面接での不採用が続く・・
  • 絶対行けたのに、って思った面接が通らなかった・・
  • 100点満点はないにしても、指針となるものが欲しい・・

という方は、是非ご覧ください。

ビジネスマナーと違って、面接の受け答え1つでマイナスをプラスに変えられるものです。

早速、ポイントを見ていきましょう!

この記事を書いたライター
現役キャリアカウンセラー UK

転職エージェントに勤めるキャリアカウンセラー。就職して約5年、これまでのべ約1000人程の転職希望者と面談を行ってきた経験を持つ。「キャリアの悩みを0にする」べく日々、仕事に勤しんでいる。

結論:面接時には企業のニーズを理解する

最初に結論を言っちゃいますが、採用されるかどうかにおいて最も重要なことは、「企業のニーズにあなたの特徴が合致するか」です。

ここを外してはいけません。

面接時しかり、筆記試験しかり、企業が社員を採用する理由は、ほぼこの一点に集約されます。

採用のポイントは「会社の利益拡大に貢献できるか人物かどうか(会社にとっての経済合理性があるかどうか)」なのです。

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当たり前っちゃ当たり前ですが、自分起点か相手起点の発想をするかで結構言葉が変わりますよ。

ワンポイントアドバイス

よく面接で「やりたいことは?」と聞かれますし、面接者も「やりたいことって何だろう?」と考えがちですが、企業視点でいうと、「やりたいことがある方の方が主体的に会社の業務に取り組んでくれるな」という計算からで、「あなたの願いを叶えてあげましょう」ということとはやや異なります。(勿論、そこに本気で取り組んでいる会社もありますが。)

そのため、「勉強になると思って」とか「教えてくれる人がいれば・・・」といった発言をすると、「この人主体性ないな」「自走できる人材ではないな」と判断され、お見送りになるケースがあります。

企業が重視するWILL、CAN、MUSTとは?

よく就職や転職関連の情報媒体には「WILL」「CAN」「MUST」のことが書かれています。

WILL、CAN、MUSTそれぞれの3つの円を重ねた時に最も重なった領域が最もあなたの力が発揮できるポイントですね。

WILL・・・やりたいこと

CAN・・・できること

MUST・・・やらなければいけないこと

評価・スキル、パーソナリティの評価ソフトを作っている「カオナビ」にもこうした項目があるように、要は個人が活躍するための指標を言語化、可視化したものを積極的に企業は活用をしています。

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じゃあ、この3点を押さえて自己PR作ったらイイジャナイ!

と思いませんでしたか?

ところが、そこは落とし穴があって。

「企業のニーズに合致しない自己PRは響かない」のです。

ワンポイントアドバイス

例えば、婚活パーティに行ったとしましょう。
目の前に素敵な人がいて、プロフィールに「趣味は、映画、音楽、家で料理を作ることです。」と書かれてあったとします。あなたの趣味がたとえ少し違っていたとしても、話を合わせに行きますよね。そこで「いや、ボクの趣味はサーフィン、登山、サイクリングです。」ってアピールしてもマッチングする可能性は高くないでしょう。これと同じで「相手の求めていること」に焦点を当てて、自分が貢献できるポイントを探すことが大事です。

婚活パーティとかだとそこまでやらないと思いますが、会社の面接となると、意外とこの手のミスをやってしまう人がいるものです。

例えば、次の事例。

真面目さアピールしていたが、「衛生面」に紐づいてPRを組み直してみたら合格した。
飲食関係で転職をしたTさん(30代・男性)

料理や飲食のサービスを展開する企業に絞って、転職活動を行っていましたが、なかなか採用されませんでした。指摘されて分かったことですが、身だしなみに問題があって、服がヨレヨレ、さらに手先が汚れている、ということでした。私からしたら非常に些細なことだったので言われた時はショックでした。ただ、現場を預かる方からしたら、「業務上、衛生面が会社の業績を左右するポイント」なのですね。それが分かってから合格数が増えました。 

『孫子・謀攻』に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」と言う格言があるように、相手(企業)と自分の特徴を的確に把握することで、面接で求められるコミュニケーションが出来るようになります。

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だからこそ企業分析が重要になります。

どうやって会社のニーズを把握するか?

会社のニーズを把握するためには、いくつかパターンがあります。

事業形態から、自社での事業を行っているか、広告代理店や制作会社などのコンサルティングが主体か?

例えばウェブデザイナーの場合。

事業会社だと、「たくさんのWebサイトを作る、技術を高める」というニーズを叶えられない可能性があります。社内制作チームが確立されている場合は別ですが、大半の事業会社は基本的に制作会社に依頼をしますので、社内でのクリエイティブ制作に対する捉え方は変わります。

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「たくさん作る」よりいかにデザインを最適化させるか、SEOなどを含め、自社ブランディングなどの力が求められます。

会社の設立年や成長フェーズから、今成長期にあるのか、成熟期にあるのか?

立ち上げ期・成長期のスタートアップであれば、あまり教育にコストをかけられないので、基本的に「教えてもらうマインド」は捨てる必要があります。だから面接でも基本的に「この人は自走できるか?」の視点で質問されます。

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自分自身の成功体験の中でも新しい組織に入った時やつまづいた時のエピソードを再度見直して見ましょう。

逆に、成長期の成功事例でいうと、大企業で新規事業開発などを担当されていた方が、同業種の中小企業に行くことで活躍するのはこのパターン。海外で成功した事例を国内で応用して成功する「タイムマシン経営」が有名ですが、これを個人にも当てはめてみると成功する転職になる可能性が高いです。

求められているポジションが、欠員募集か、事業拡大による募集か?

欠員募集の場合、なるべく前任と同じ位のスキルかつ、年齢、性別、キャラクターなど比較的同じ人を採用する傾向にあります。状況的に、その部署は現状維持プラスαの成果を上げなければいけないので、やりたいこと(WILL)より出来ること(CAN)をとにかく重視される場面が多いです。かつ短期間である程度の成果を上げなければいけない、周りの人との協調などプレッシャーはあります。

事業拡大による募集の場合、同じ営業職の社員を採用するにしても、今いるメンバーとの掛け算になるような異なるバックグラウンドの人だったり、新規事業の場合、一人で部署を切り盛りできるレベルの人を採用することになります。中長期で物事を考える余裕(WILL)があると言えなくもないです。

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ただ、極論、会社によりけりです。それこそ、事業環境や社風、社長の性格も絡んできますしね。

口コミサイト等からどんな適正がある人が活躍しているのか?

営業というポジションだと分かりやすいですが、例えば、これまで既存クライアントへの深耕営業が得意な人が、新規営業をやることになって苦労した、と言う例があります。「最初はなかなか購入してもらえなかったが、顧客へ足繁く通ったことで関係性が築けて購入に繋がった」成功体験をお持ち方の中には、瞬発性が必要とされる新規営業で良さを発揮できずにすぐに辞めてしまったと言う方もいます。

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「うまくいった人」「うまくいかずに辞めていった人」などが網羅的に見えるのが口コミサイトの良い点です。

勉強会やセミナーなどでOBに会って「何が求められているか」実際に聞いてみる

自分の特徴とマッチするかしないかといった点では、意外と社風はバカに出来ません。○○系の会社は非常に根回しを重視する一方、△△系はまずアクション、という風に会社によって文化は異なるものです。前職ではこれだけやったら昇給だったのに、こっちの会社ではそれくらいでは評価されない、などもあります。こうしたことは中にいる人でないと分かりにくいもの。これも口コミや実際に所属している人の生の声を尊重した方が失敗を回避しやすいでしょう。

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こうした場に出ることによって、企業が求めるスキルレベルを知れるとか、これからの流行はこんなだ、とか色々情報が得られる可能性があるので、積極的に出かけることをおすすめします。

【成功例】うまくいく自己PRの仕方

企業ニーズ側から理解する、という試みを紹介しましたが、自己PRのメッセージングも大事です。

なぜなら、ありきたりすぎる自己PRは差別化できず、企業に刺さらないからです。

よく「責任感があります」「協調性があります」などの自己PRをされる方がいますが、これだと当たり前すぎて何も言っていないに等しいです。具体的な経験と実績(定性的、定量的に)、インパクトを演出するようにしましょう。

一例を挙げます。

大手を渡り歩いてきたのに・・・
20年以上経理職に就いているKさん(40代・女性)
大手電機メーカーや大手小売業で経理として働いてきた。大手を渡り歩いてきたから大丈夫だろうと思っていたが、20社に書類を送付して通過はゼロ。「技術がある」「相手の立場で考える」などのPRでは難しいことが分かり、キャリアアドバイザーの方に相談したところ、これまでのマネジメントの経験も合わせて伝えるようにした。特に私が研修を担当した方は後々幹部になったことや、これまで離職者を10%減らしたことことから「社員を育てられる経理」というメッセージを打ち出せることに気づいた。これがきっかけとなり、役職ありのポジションで内定を得ることができた。

誰にでもできることではない、あなたらしさを出したことで内定を勝ち得たパターンです。

まとめ
  • ありきたりなメッセージにしない。
  • 「うまくいった」「評価された」際の資質がわかる体験を伝える。
  • インパクトに残るような数値とキャラクターを演出する

まとめ

なぜ企業が人を採用するか?

それは当然、「利益の拡大」が前提にあるからですよね。

企業も新しく人を採用するからには、

面接官

・前任のOさんに任せていた仕事はどれくらい出来るかな?

・前の担当者よりスピード遅いと困るなあ

2ヶ月で仕事を覚えてくれるだろうか・・?

などなど、色々と気にかけるものです。

面接官も変な人を入れて現場から文句を言われたり、業績に響く失敗したくないわけですよね。(自分の評価にも関わるし)

そうした企業側の都合を理解するためにも、企業の採用担当者になったつもりで考えてみる、という方法をとってみることをオススメします。

そうすることできっと、効果的な自己PRのヒントが得られるのではないでしょうか。

この記事を書いたライター

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会社員と教育系NPOのプロボノという二足のわらじをはく。"語学"や”学び”、”生き方”に興味があり、積極的にセミナーやワークショップに足を運んでいます。「まず自分が楽しむ」「読者の役に立つ記事を書く」「「ありがとう」の声を貰う」ことを大切にしながら記事を書いています。

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