【挫折率4割!?】超実践型ポテパンキャンプの評判を現役SEが解説

記事更新日: 2021/02/01

ライター: おうま

最近、職場でポテパンキャンプ卒の人と出会う機会が増えてきたのでまとめてみました。

実はポテパンキャンプというのはプログラミングスクールの中でもかなり異質なスクールであることはご存知でしょうか?

▼ポテパンキャンプの不思議な点
  • 入会に応募条件がある
  • 挫折率が高いことをアピールしている
  • 講師の指摘の厳しさをアピールしている

こんなことしたら受講生が減ってしまうと思うのですが・・・

おうま

これは、徹底的にエンジニア企業にコミットした結果でした!!

エンジニアに転職したい人に向けて書きました。

ので、初心者向けのオープンクラスの内容は割愛しています。

この記事は、こんな悩みを持った人向けの記事です。

この記事を読んで欲しい人

・プログラミングのやる気はある人

・コスパよくエンジニアになりたい人

・現役エンジニアに教えてもらいたい人

この記事を書いた人
おうま

大学から10年ほどシステムに関わっていて、今はフリーランスエンジニアとして活動しています。動画配信系のディレクションをしていて、iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理をしています。プログラミングは難しいイメージがあると思うので、主観を入れながら易しい言葉でお伝えしていきます。

ポテパンキャンプがスパルタと言われる理由

理由1:受講に応募条件があるから

普通のプログラミングスクールには応募条件はありません

この理由は、多くのスクール生に受講してもらった方が利益が出るからです。

 

しかし、プログラミングスクールでは珍しくポテパンキャンプには応募条件があります。

応募条件

・独学やWebサービス、プログラミングスクールなどでRubyを勉強して基礎がわかっていること

おうま

応募条件から、「完全未経験者お断り」のプログラミングスクール言えます。

この応募条件によって、実務経験者の割合は

・通常のスクール :5%

・ポテパンキャンプ:20%

と一般的なスクールよりエンジニア業務の経験者が多いです。

 

同期がエンジニア経験者なので受講した段階で差がついた状態からスタートします

おうま

エンジニア経験者の同期が優秀に見えて、自分が何も出来ていないと自己嫌悪に陥る可能性がすごく高いです。

ただし、この環境は実際の転職後の環境にすごく近いです。

ポテパンキャンプを卒業して転職後は、周りはできる人に囲まれたところから始まります。

成長できる環境にあるのは間違いないですが、出来ない自分に卑屈になってしまう人はオススメできません。

 

スパルタと言われる理由1:受講に応募条件がある

  • 独学で勉強をして書類選考を通る必要がある
  • ポテパンキャンプの実務経験者の割合が他のスクールより高い

理由2:挫折率が高いから

参照:エンジニア採用の救世主、現る!未経験なのに即戦力の理由

挫折率が高い理由は、ポテパンキャンプが現場で使えるエンジニアを目指しているからです。

ポテパン講師

僕らは、生徒の満足にコミットするのではなく、転職した会社の開発チームの満足にコミットしている

自社サイトのトップページの呼び込み文も一味違います。

通常のスクール
未経験でも安心
挫折しないカリキュラム

ポテパンキャンプ
本気でWebエンジニアを
目指す

 

ポテパンキャンプのカリキュラムは、実際の現場で3カ月間OJTを経験しているのと変わらない内容なので、卒業するまでに3割程度は脱落してしまいます。

 

あまりに厳しいので、転職後に実際の現場にいった卒業生からは「現場より課題の方が厳しかった」と声があがることすらあります。

 

コラム:現場で使えるエンジニアってなに?
〜エンジニア目線で一言〜

ズバリ、質問力のあるエンジニアです。

プログラミングスクール卒業後いきなり即戦力は無理です。
現場だと、「エクセル見て、自分で勉強しといて」とか現場でよくあるので

・分からないことを言語化する力
・ゴールまでの道筋をイメージする力

自走する力が大事なので、これが身につくプログラミングスクールはすごく大事です!

自学の精神が強いプログラミングスクールですので、挫折する人は多いですが、それを耐え抜いた卒業生は現場で使えるエンジニアになれていること間違いなしです。

スパルタと言われる理由2:挫折率が高い

  • 卒業するまでに3割程度は脱落する
  • 現場より課題の方が厳しいと声があがるほど厳しい
  • 現場で使えるエンジニアになるために、自学の精神を重んじる風土がある

理由3:現役エンジニアからのレビューが厳しい

コードレビューは、ソフトウェア開発工程で見過ごされた誤りを検出・修正することを目的としてソースコードの体系的な検査(査読)を行う作業のこと。
Wikipediaより

カリキュラムは実践的な内容で、講師は株式会社ポテパンのCTOの岡本さんをはじめ、プロの現役エンジニアが担当しています。

コードの書き方などクオリティを重視しているので、コードレビューは6人の講師のうち2名がOKを出さないとやり直しになります。

 

人によっては

・現役エンジニアの本気のレビューの雰囲気に耐えられない

・レビューの指摘が怖くて再レビューができない

といって、挫折していく人も多いです。

おうま

自分の成果物を人にダメ出しされるのは想像以上に辛いよね…。

コラム:コードレビューってなんで必要なの?
〜エンジニア目線で一言〜

人に見せることによって、自分の悪い癖が分かるため格段に成長できます。

プログラミングは1つの言語で機械に分かる言葉に翻訳する仕事とも言えます。
コードレビューを日本語で例えると、書いてる文章で言いたいことは伝わるけど

「てにをは」が間違ってるとか
文章の構成は起承転結の方が良い

をプロが指摘してくれるので、正しい書き方が身につきます。

プログラミングスクールの中で、現役エンジニアが講師をしているところは多くありません。

ポテパンキャンプでは、サービス開始以降50人以上の現役エンジニアが講師として活躍中です。

他のプログラミングスクールでは、インターン生が講師をすることもあり現役のエンジニアから教えてもらいたい・指摘をもらいたいという人はオススメです。

 

スパルタと言われる理由3:現役エンジニアからのレビューが厳しい

  • コードレビューは6人の講師のうち2名がOKを出さないとやり直し
  • コードレビューや講義はプロのエンジニアが担当をしている
  • 現役のエンジニアから教えてもらいたい・指摘をもらいたい人には最適なスクール

ポテパンキャンプの特徴

転職先が自社開発企業のみ

参照:ポテパンキャンプ 公式HP

ポテパンキャンプでは転職支援も行なっていますが、支援企業はプログラマとしてはかなりうれしい「自社開発」の企業のみとなっています。

また、自社開発企業のメリットとして

・最新技術や手法を積極的に取り入れる

・技術に貪欲な優秀なエンジニアが集まりやすい

というものがあります。

 

「優秀なエンジニアのもとで最新の技術を学びたい」というのは多くのエンジニアの望みですので、本来であればプログラミングスクール卒業生が自社開発企業に転職するのはかなり難易度が高いです。

就職難易度の壁

自社開発企業 > 受託開発企業 > SES企業

カリキュラムも、自社サービスを持つ会社の開発現場を想定して組まれており、自社サービスへのこだわりが伺えます。

「自社開発」の企業はプログラマにとっては働きやすく人気のある転職先である一方、応募人数が多く狭き門となっていますので斡旋してくれるポテパンキャンプは非常にありがたい存在です。

ポテパンキャンプの特徴1:転職先が自社開発企業のみ

  • プログラミングスクール卒業生が、自社開発企業に転職するのは難易度が高い
  • カリキュラムから、自社サービスを持つ会社の開発現場を想定して組まれている

価格が安い・キャッシュバックがある

3ヶ月〜4ヶ月のプログラミングスクールの相場は約50~60万ほどです。

 

えっ、高い・・・。

半年無収入になる上にそんなに払えない

というのが本音じゃないでしょうか。

いくら自己投資と言ってもやっぱり料金は安いに越したことはないですよね。

 

でも、安心してください!

ポテパンキャンプでは他社の半分の料金でプログラミングスクールを受けられるのです。

 

ここで、実際のプログラミングスクールの料金の比較を見てみましょう。

コース名 料金(税抜)
ポテパンキャンプ 300,000
A社 588,910
B社 628,000
C社 648,000

ポテパンキャンプは、30万円で授業を受けられます。

スパルタなことで有名なポテパンキャンプですが

・転職支援も受けられる

・現役エンジニアがビシバシ教えてくれる

ことを考えると、費用対効果の高い格安のプログラミングスクールだと言えます。

おうま

自学の精神があって本気でエンジニアを目指す人にうってつけのプログラミングスクールです

さらに、ポテパンキャンプが紹介する企業へ転職が決まれば

30万円全額キャッシュバックされます。

 

紹介先の企業から紹介料がポテパンキャンプへ入ることで実現する仕組みですが、受講生からしたら無料でエンジニアに転職できるのは最高ですね。

ポテパンキャンプの特徴2:価格が安い・キャッシュバックがある

  • プログラミングスクールの相場は約50~60万
  • ポテパンキャンプでは、他社の半分の30万円で受けられる
  • ポテパンキャンプが紹介する企業へ転職が決まれば、30万円キャッシュバックされる

ポテパンキャンプは好評?不評?気になる口コミまとめ

ここまでポテパンキャンプの特徴を説明してきましたので、SNSを調査して分かった口コミ情報をまとめてみます。

好評:講師の質が高く、レビューが丁寧

好評:就職先が自社開発

不評:モチベーションがないと挫折してしまう

総評

ポテパンキャンプの評判を調べる中でわかったことは、悪い評判が非常に少ないとのことです。

悪い評判を3割と書いていますが、ハードルが高いなど心理的にネガティブな要素もこの中に含めていますので、プログラミングスクールの品質が低い等のサービス自体の悪評は見つけられませんでした。

自分でバグを乗り越えながら、講師に質問して解決したり必死に学ぶ姿勢のある人が多く、これを乗り越えた人はプログラマとしてやっていくための自信と技術力がつくこと間違いありません。

【どっちがおすすめ?】ポテパンキャンプの選べる2コース

エンジニアとして転職したいと思っている方向けに、ポテパンキャンプには2つの選べる受講コースがあります。

学習内容から料金と期間が異なるので1つずつ確認しましょう。

基礎から学ぶなら "選抜クラス ビギナーコース"

応募条件

Web開発の基礎を学習済みの方
受講期間 4ヶ月間(17週)
受講料金 300,000円(税抜)
講義内容

まず、1ヶ月間Ruby on Railsチュートリアルの学習を行い基礎を身につけ、次の3ヶ月は、実践的な課題開発を行います。
Ruby on Railsを使用したアプリケーションを複数構築して、複数の現役エンジニア講師からレビューしてもらい、メンテナビリティを意識した開発を身につけていきます。

エンジニアが勉強を始める時と同じ、「チュートリアルを見ながら学習する」という方法をとるコースです。

Ruby on Railsのチュートリアルを参考に学んでいくので、実務経験が無い人はビギナーコースの方が良いでしょう。

最短で転職するなら "選抜クラス キャリアコース"

応募条件

Railsチュートリアルと他Web開発の基礎を学習済みの方
受講期間 3ヶ月間(13週)
受講料金 250,000円(税抜)
講義内容

ビギナーコースの、1ヶ月のRuby on Railsチュートリアルの学習が無いコースです。

 

1ヶ月のチュートリアル講義が無い分、「基礎が分かっている前提」で講義が始まるためより難易度が高いコースです。

ビギナーコースより

・受講料が5万円安い

・期間が1ヶ月短い

ため、既にプログラミングを学んで基礎がある方はこちらのコースがオススメです。

 

ポテパンキャンプのより詳しい情報が知りたい方は公式HPを見ると良いと思います。

>> ポテパンキャンプ公式HP

 

実際のポテパンキャンプの流れ

ビギナーコースもキャリアコースも2ヶ月目以降の講義内容は変わりません。

ビギナーコース講義内容(4ヶ月)の流れをまとめると次のようになります。

ビギナーコースの流れ

1ヶ月目   :Ruby on Railsチュートリアル動画学習

2ヶ月目   :インスタグラムクローンアプリの作成

3・4ヶ月目:ECサイトの作成

こちらのコースの講義内容を細かく見ていき、スクールを受ける自分のイメージを固めてみましょう。

1ヶ月目:Ruby on Railsチュートリアル動画学習

参照:ポテパンキャンプ 公式HP

Ruby on Railsチュートリアルの動画教材を用いて学習を行なっていきます。

ポテパンキャンプが作成した動画教材があり、これがかなり分かりやすいと評判です。(独学であればもちろん動画教材が無く挫折率は高くなってしまいます。)

分からないところは、随時現役エンジニアにも質問が出来るため、動画と講師をうまく活用してRailsアプリの基本をマスターしていきます。

おうま

これができれば、次のプログラミング言語習得も早くなります。

2ヶ月目:インスタグラムクローンアプリの作成

参照:ポテパンキャンプ 公式HP

開発要件を記載したドキュメントを見て、実際にゼロからアプリを作っていきます。

具体的には、インスタグラムのクローンアプリを作ります。

 

チュートリアルしっかりしたのに全然分からない

エラーが解消出来ないなど、苦戦している姿が多く聞こえましたが、ここを乗り越えるとエンジニアとしてもう1段階ステップアップすることができます。

おうま

仕様書(アプリの設計書)を元にしての開発は、実際の現場でもありますので、必須のスキルだといます。

3、4ヶ月目:ECサイトの作成

参照:ポテパンキャンプ 公式HP

今度は1からでなく、既に書かれているソースを読み解き、仕様を把握してECサイトを構築していきます。

開発には、solidusというオープンソースを使います。

ここでは、膨大なコード量から自分が欲しい機能を見つける力が培われます。

おうま

現場では、1からプログラムを書くことはほとんど無いため、読み取る力もすごく大事です。

受講後

受講期間を終えると、ポテパンの転職サポートを受けます。

ここで、積極的に講義を受けている人とただ講義を受けている人に大きく差がでてきます。

転職に成功している人は、この4ヶ月の内容に加えてオリジナルアプリやポートフォリオを作成しています。

不合格者の方の声を拾うと多くが、事前の準備不足であることがわかりました。

▼就職活動でうまくいくポイント
  • 講義で作成したサービスだけだと、プログラミング経験者に勝てない
  • 良い企業に就職するためには、必ずサービスを作ってアピールする

ポテパンキャンプにオススメな人

ここまでの内容を踏まえて、次のような人にポテパンキャンプはオススメだと言えます。

この中のどれかに、当てはまるようであればポテパンキャンプの受講をおすすめします!

ポテパンキャンプに向いている人

  • ある程度独学が出来ている人
  • 現役エンジニアから厳しくレビューをして欲しい人
  • 自社開発企業への転職を強く希望している人
  • 相場より安くプログラミングスクールを受けたい人

迷ったらまずは無料相談に行ってみよう

この記事では、ポテパンキャンプにどんな特徴があるかや評判・料金をご紹介しました。

いままでおすすめをしてきましたが、どのプログラミングスクールにも良い意見と悪い意見があります。

今あなたが抱えている不安を解消するためも一歩勇気を踏み出して、インターネットの情報で探すだけでなく、実際に講師をされている方に直接話を聞いてもらいましょう!

 

「無料相談ってどんなことが聞かれるんだろ?」

と不安な方も多いと思いますので、僕が実際にポテパンキャンプの面談した流れを赤裸々にまとめました。

>> POTEPAN CAMPの選考に一発合格する方法

 

質問された内容と対応策も書いてありますので良ければ是非見てみてください。

この記事を書いたライター

おうま

Webディレクション案件を主に手掛ける現役フリーランスエンジニアです。元々は大手SIerのシステムエンジニアに従事しており、8年の勤務を経て、2020年に独立に至りました。
  • 現・動画配信サービスのディレクター
  • 受注案件:iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理など
  • エンジニア歴:9年

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