【イラスト解説】初心者でもわかりやすいIotができること

記事更新日: 2020/09/13

ライター: いまり@組み込みエンジニア

”IoT”って最近よく聞くけど、なんだかよくわからないなって思いませんか?

言葉だけが流行ってしまって、実際なにができるのか、あまり具体的にイメージできない人がほとんどだと思います。

今回は、IoTができることをイラストを使ってわかりやすく解説します。

IT初心者

IoTってなに?
何ができるの?

 

そんな疑問を、綺麗さっぱり解消させてみせます。

IoTがよく分からないなって人は、ぜひ読んでみてください。

そもそもIoTってなに?

いまり

IoTは『Internet of Things』の略です。

直訳すると、
”モノのインターネット”だね

IT初心者

モノのインターネット…?

 

きっとこんな反応になると思います。あまりピンと来ませんよね。

これは単純に、洗濯機やテレビなどの”モノ”がお互いに無線通信でつながります、ということを表しています。

最近、ワイヤレスイヤホンで音楽を聴いている人も多いですよね。

言ってしまえば、あれもIoTです。つまり、IoTは既に身近な存在なんです。

IT初心者

単純に無線通信でつながることがIoTってことか。じゃあ、昔からある携帯電話もIoT?

 

いまり

まあ、広い意味ではそうなんだけど、ニュアンスとしては少し違うかも。

本来、無線通信とはパソコンや携帯電話など特定のものだけの機能でした。

でも、最近は洗濯機とかなんでも通信できるようになってきたので、その世界的傾向を特別視して"IoT"って言葉で表しているんです。

IoTができること

IoTには大きくわけて、3つの機能があります。

IoTの3大機能

  • 遠隔操作ができる
  • モノの状態がわかる
  • モノ同士でデータを共有できる

いまり

この3つができるようになるだけで、いろいろなことが一気に便利になるよ。

 

例を2つ紹介してみようか。

事例①:合計金額の自動算出(ユニクロ)

いまり

ユニクロはみんな知ってるよね。

最近のユニクロは、商品を入れたカゴを置くだけで合計料金が算出されちゃうんですよ。


レジでバーコードを読み取る必要がまったく無いんです!

わたしはこれを目の当たりにした時は、感動してしまいました。

いままで、カゴから1つずつ商品を取り出してバーコードを読み取っていたのが、いまや本当にカゴを置くだけでパッと合計金額が表示されてしまうのですから。

これは商品側にRFIDという技術が利用されたRFタグを仕込んでいるのが種です。

商品に仕込まれたRFタグは「この商品は○○円だよ!」と聞けば返事をしてくれます。

レジ側はRFID(無線通信)で商品たちの価格を知り、自動で計算して合計金額を表示しているという仕組みです。

いまり

RFID自体は交通系電子マネーのSuicaやPASMOみたいなものだね。

あれも改札機にICカードを近づけると「お前、どこから来たんだ?」と聞かれて料金の精算が始まるんです。

事例②:帰宅する前にエアコンが自動で起動

いまり

夏、家に帰ると部屋がむわっとしてて辛いことってよくあるよね。

 

IoTを取り入れれば、こんなことも解決できるよ!

エアコンを遠隔操作できるようにすると、外出中にスマートフォンからエアコンの操作ができます。

帰宅前にエアコンの電源を入れておけば、快適な気分で部屋に入り、すぐにくつろぐことができますね。

また、GPSを連動させれば、家まであと1kmまで近くに来たら、自動でエアコンを起動するということも可能です。

自分が帰宅する時には、部屋は常に心地よい温度になっているのです。素晴らしいことじゃないですか?

IT初心者

無線通信できるようにだけで、こんな便利になるんだ…。

 

いまり

いままでは電子機器同士が無線通信できなかったから、人間があいだに立って情報を入力したりしていたんだよね。

でも、いまは電子機器(モノ)同士が情報をやりとりしてくれる。

だから、人間が手を動かすような作業を省けるんだ。

IoTの活用事例いろいろ

IT初心者

IoTってとても話題になっていたくらいだから、もっと色々なところで使われているんだよね?

 

いまり

もちろんです。

ここからIoTの活用事例をビジネスと身近な生活に分けて、わかりやすくイラストで紹介していくよ。

IoTはビジネスで大活躍

IoTはビジネスの現場で積極的に導入されています。たとえば、工場・農場・介護施設などが主な事例になります。

  • ビジネス現場のIoT
    • 工場のIoT機械やシステムの異常や故障がないか見張ったり、無人の工場をコントロールしたりします。
    • 農場のIoT 温室の温度・湿度などを管理したりします。
    • 介護施設のIoT 入居者がベッドから離れたら通知して、徘徊を予防することができます。

IoTは生活も便利にしてくれる

IoTはビジネスの現場だけでなく、わたしたちの家庭生活でも活躍してくれますよ。

たとえば、スマートフォン1台で複数の家電を操作できるようにするのが、よくある家庭のIoT事例ですね。

家庭のIoT

  • 照明/エアコン/テレビなど様々な家電をスマホ1つで操作する
  • 鍵を取り出さずに車をロックする
  • 玄関の鍵をスマホで開錠/施錠する

いまり

既に述べたように、エアコンをスマートフォンから遠隔操作できれば、帰宅する前に部屋を暖かくしたり涼しくしたりできるよ。

一度試してみると、もうなくてはならない快適さです…!

IoT家電をいろいろ見てみたいひとは、下記の記事をどうぞ。

>> スマートホーム化におすすめなIoT家電を紹介

IoTには課題もある

便利なIoTですが、課題もあります。よく言及されるのは、『セキュリティ問題』と『人材不足の問題』です。

セキュリティ問題

セキュリティは、IoT含め大抵の無線通信には避けては通れない問題です。

なぜなら、IoT機器が得た情報がインターネットに流出する可能性もゼロではないからです。

たとえば、外出中に室内の様子をスマートフォンから確認できる見守りカメラというものもありますが、セキュリティが脆弱であれば、室内を映した映像が盗まれる可能性もあります

IT初心者

え、そんなことがあるんですか…。

 

いまり

もちろん、IoTを提供する企業側もセキュリティには十分注意しています。

しかし、悪用を狙うウイルスとセキュリティの戦いはイタチごっこのようなものなので、IoT機器を扱う私たちユーザー側もセキュリティを意識していかなければなりません。

世間一般へのセキュリティの周知が課題の1つとも言えますね。

人材不足の問題

もう1つの問題は、IoT開発側の人材不足です。

IoTの開発には組込み技術と呼ばれる分野や、無線通信関連の専門知識が必要です。

これらの業界は経験値が物言うことが多いため、人材不足が常です。

すると、開発や導入は理想的なスピードではなかなか進みません。

いまり

5Gが導入され始め、今後IoTはさらなる加速が期待されているところなので、多くの学生や子供達に技術者を目指して欲しいと個人的には思っています。

IoTの将来性とわたしたちの未来

IT初心者

IoTは今後、どんどん進化していくのかな?

 

いまり

間違いないですね。

IoTが当たり前になりすぎて、IoTという言葉がなくなるんじゃないかとすら思っています笑

5Gが導入されたら、自動車の自動運転が本格的に始まっていきます。自動車の遠隔操作なんてまさにIoTです。

最近話題の、ブロックチェーンやAI(人工知能)もIoTと深い関係にあります。IoTはすぐそこの未来にある便利な社会の基礎となる概念と言っても過言はないのです。

いまり

今後のIoTの遥かなる進化に期待大です!

この記事を書いたライター

いまり@組み込みエンジニア

某国立大学・大学院を卒業後、大手BtoCメーカーで製品開発するエンジニアです。ハードウェア/ソフトウェアどっちもイケます。

この記事に関連するラベル

ページトップへ