【案件公開!】フリーランスシステムエンジニアの実態をお見せします

記事更新日: 2020/09/29

ライター: おうま

おうま

こんにちは、去年独立したばかりの新米フリーランスエンジニアのおうまです。

みなさん、フリーランスエンジニアについてどんなイメージをお持ちでしょうか?

世間からは、「収入や不安定・社会的信用が低い」、「時間を自由に使える」といった会社から自由になるイメージで見られることが多いです。

私も、自由を夢見て去年独立して順風満帆にフリーランスを謳歌していたのですが…

1年後にいきなりコロナショックが起こります。

 

今回は

・戦後最大とも言われる不況で、どんな影響があったのか

・コロナ禍ではたして仕事はあるのか

など、フリーランスについて今日はとことん掘り下げていきます!!

この記事を読んで欲しい人

・フリーランスの働き方に興味がある人

・フリーになって仕事が取れるか不安な人

コロナの影響を知りたい人

この記事を書いた人
おうま

大学から10年ほどシステムに関わっていて、今はフリーランスエンジニアとして活動しています。動画配信系のディレクションをしていて、iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理をしています。フリーランスとして経験してきたことを、主観を入れながら易しい言葉でお伝えしていきます。

 

フリーランスってぶっちゃけどうなの?

フリーランスになってまだ2年目ですが、控えめに言っても最高です。

私はフリーランスになる前は、システム・ソフトウェアの時価総額ランキングTOP10に入る一部上場企業で働いていました。

安定している会社に入社できて一安心していたのですが…

おうま

仕事が激務すぎてお酒でストレスを発散する毎日でした…。

そんな私がフリーランスになってどう良くなったのか見てみましょう。

  サラリーマン フリーランス
年収 700万 800万
労働時間 210時間 140時間
定時後 ストレス発散のため飲み会が多い 自己学習ができる
働き方 週5で出社 フルリモート
労働時間 9:00〜21:00 10:00〜18:30
案件 上司が案件を決めるためやりたい案件につきにくい 自分で興味ある仕事が選べる

仕事があるか

私がフリーランスになったのが2019年8月で、リーマン級の不況が来なければ仕事は沢山あると言われていたのですが…

コロナショックが来てしまいます。

おうま

いきなりリーマン級のやつが来てしまいました…。

これには焦りました。

来ないだろうと言われてたリーマン級がわずか1年で来てしまいました。

友人でもコロナでこんな影響が出ていました。

コロナショックの影響

・当初の予定より早く契約を切られた

・2ヶ月間仕事が見つからず無休状態になった

 

こんな状況を踏まえて、フリーランスを目指す方に覚えて欲しいポイントをまとめます。

▼コロナ禍のフリーランスの待遇

コロナ前は売り手市場だったが今は買い手市場
・不況時は、新規事業のフリーランス募集がほとんど無くなる
・既に動いている案件も正社員で回して、フリーランスを募集しなくなる
・不況になったら真っ先に切られる対象になる

コロナ禍での面談

そんな中、2020年7月に仕事を途切らすことなく新しい案件をいただくことができました。

実際の採用まではこのような流れでした。

採用までの流れ

1.エージェントから打診:20社
2.希望の案件:6社
3.オンライン面談:3社
4.
即日採用連絡があった会社にジョイン

心配していた契約を切られた友人も翌月には次が決まっていましたし、買い手市場とはいえ仕事が途切れる心配は少ない気がします。

ただし…

エージェントや人事と話していて受からない人もいるようでその人達にはある共通点がありました。

▼採用されない人の特徴
  • 実務経験が2年以下と短い
  • 自己PRが下手

一緒に面談した人の中には、なかなか決まらず20社以上も面談している人もいました。

おうま

落ちていった子は、やったことない仕事だけどやれるかどうか質問された時に、「自信ありません」と素直に答えていました。

フリーランスってぶっちゃけどうなの?

  • 働き方や収入面は劇的に良くなる
  • 不況の煽りを受けやすく真っ先に切られる対象となる
  • 実務経験が浅かったり自己PRが下手だと案件獲得で苦戦する

案件の取り方

こぶた

仕事ってどうやってとってるの?

これが1番訊かれる質問かもしれません。

私も最初仕事が途切れたらどうしようとすごく不安でした。

 

調べたら分かりますが、フリーランスの仕事を紹介するエージェント会社はたくさんあります。

そこから、案件を常に紹介してもらえるため今のところ仕事が無くて困ったことはありません。

(レバテックだと3日に1回のペースで新しい案件を5つぐらい連絡くれます)

こぶた

こんなに連絡来るんだ!!

おうま

エンジニア欲しいって言ってる会社はやっぱり多いしね。

 

ここでは、実際に私が仕事をとれたことのあるやり方を4種類ご紹介します。

・エージェントを利用して案件をとる

・クラウドソーシングサービスを利用して案件をとる

・ビジネスマッチングアプリを利用して案件をとる

・友人から紹介をもらう

エージェント経由

参考:フリーランス白書2019

フリーランスを対象としたエージェントはたくさんあり、最もメジャーは方法だといえます。

おうま

今の職場のフリーランスは、全員エージェント経由でした!

エージェントは、多くの案件を持っているので、あなたのこれまでのキャリアや今後の方向性にあった案件を提示してくれます。

なにより営業が苦手な人でも仕事が見つかるので、おすすめの方法といえます。

▼エージェントを経由するメリット
  • 安定して仕事を受けられる
  • キャリアにあった最適な案件を提示してくれる
  • 面談をセッティングしてくれる
  • 契約手続きを代行してくれる

クラウドソーシングサービス経由

クラウドソーシングは、ITで副業をする時に最も仕事を取りやすい方法です。

ただし、人気の案件だと応募人数が常時30人以上いることが多く

・値段が買い叩かれる

・駆け出しエンジニアだと案件が取れない

ことが多くなかなか狭き門となっています。

ビジネスマッチングアプリ経由

やはりフリーランスとして仕事を受けるためには、自分から動かないといけません。

こぶた

でも自分を売り込むのあんまり好きじゃない…

そんなあなたににおすすめなのが、yentaです。

yentaはビジネスマッチングアプリで、自分の経歴に興味を持った人と繋がれるので話が早いです。

思わぬスキルから仕事に繋がることもあるので、無料ですし是非使ってみてください。

友人・知人経由

最後に、前職の取引先や職場の人、友人・知人から紹介してもらう方法です。

フリーランスになると社会的信用はゼロになる一方、周りからは独立したプロフェッショナルとして見てもらえることも多くなります。

フリーランスになったことや自分のできることをSNS等で発信して、仕事をもらいましょう。

実際の案件内容

週5勤務で働く場合は、エージェント経由で仕事を探すことが一般的です。

今回は、フリーランスエージェントの最大手レバテックから来る案件を3つほどご紹介します。

月収75万の携帯キャリア向けPM案件

業務内容
携帯キャリア向け新サービス構築
役割
PM
単価
~75万円/月(税込)※スキル見合い
必須スキル
PM経験
Web/ネイティブアプリ開発経験
AWS構築経験
DevOps経験
英語の読み書き経験
作業内容
各所との折衝/調整業務
  • [必須スキル]を満たしていなくても、勉強する意欲を見せれば好感をもらえる案件も多いです。
    AWS認定資格を取得や、自作アプリの開発で熱意をアピールしましょう。

月収70万の動画配信PL案件

業務内容
動画配信システム向けカスタマイズ開発
役割
PL
単価
~70万円/月(税込)※スキル見合い
必須スキル
3名以上の開発チームのPM経験
ユーザとの折衝経験
toC向けWebサービス開発経験2年以上
設計の経験
4ヶ月〜6ヶ月程度のプロジェクト経験
作業内容
開発チームのハンドリング
  • 内容が不明確なので、すこし詳細を確認すべき案件です。
  • 作業内容が、開発のハンドリングなのか開発なのかわからない
  • 作業内容に、プロジェクトによっては保守/運用と書いてあり保守要因に回される可能性がある

月70万円のECサイト開発PM案件

業務内容
ECサイト開発
役割
PM
単価
~70万円/月(税込)※スキル見合い
必須スキル
PHPの開発経験
WordPressの経験
要件定義、ベンダーコントロールの経験
仕様書作成の経験
作業内容
進捗確認、教育、開発
  • WordPressなどのCMSの案件も増えてきているので、ポートフォリオサイトでいいので作ってみることをおすすめします。

実際の案件内容

  • マネイジメント案件だと70〜80万円/月程度
  • ベンダーコントロールや折衝交渉はどこも求められる
  • コロナでも堅調な、携帯・EC・動画配信の案件が多い

まとめ

今回のコロナによって、フリーランスは不況のあおりを真正面から受けることを実感しました。

そのため、「みんなフリーランスになったらいいのに」とはなかなか言えません。

しかし、不況の中でも好調な業界もありエンジニアが全く求められなくなることはなさそうです。

 

ITの発展によって今は本当に人と人とが繋がりやすく選択肢が増えていますので、ぜひ積極的に挑戦してフリーランスになるエンジニアが増えて欲しいと思っています。

この記事を書いたライター

おうま

Webディレクション案件を主に手掛ける現役フリーランスエンジニアです。元々は大手SIerのシステムエンジニアに従事しており、8年の勤務を経て、2020年に独立に至りました。
  • 現・動画配信サービスのディレクター
  • 受注案件:iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理など
  • エンジニア歴:9年

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