ITエンジニア9種類|一目で全種類がわかるエンジニアマップも!

記事更新日: 2020/09/27

ライター: いまり

この記事を書いた人
いまり@組み込みエンジニア

某国立大学にて物理学を学んだのち、誰もが知っている大手電気メーカーに入社。大半の日本人が一度は使用したことがあるであろうBtoC製品を開発している組み込みエンジニアです。
ハードウェア開発歴:4年
ソフトウェア開発歴:1年
ARMマイコン搭載システムの開発経験あり
所有特許:4件

エンジニア志望のひと

エンジニアになろうかなあと思ったけど、エンジニアってどんな種類があるんだろう?

 

エンジニアはスキルや専門分野によって、いろいろな種類がありますが、それぞれ定義が曖昧です。

非エンジニアの方々にとっては、なんというエンジニアが存在して、どんな仕事をしているのか、なかなかイメージしづらいんですよね。

これがエンジニアを目指す方々にとってのハードルになっていたら、とてももったいない話です。

というわけで今回は、9種類のエンジニアをまとめてわかりやすく紹介します。

「プログラミングできないと駄目?」
「プログラミングできなくてもOK?」
「クリエイティブなことができる?」
「ルーチンワークの仕事はない?」

こんな疑問が一目で解決する”エンジニアのポジショニングマップ”も作成しました。

エンジニアという仕事に興味があるけど、いまいちどんなエンジニアになりたいのかイメージできていない方に、ぜひ読んで頂きたいです。

いろいろな種類がいるエンジニア

一口に”エンジニア”といっても、実はいろいろな種類があります。

エンジニアをおおまかに分類すると、こんな感じになります。

おおまかなエンジニアの分類
  • 開発系エンジニア
    システムの開発をします。
    例)フロントエンジニア, 組み込みエンジニア

  • インフラ系エンジニア
    サーバーなどのインフラを構築します。
    例)サーバーエンジニア

  • その他のエンジニア
    たとえば、クライアントに技術営業をするセールスエンジニアなどがいます。

スマートフォンで例えてみれば、

  • アプリをつくるエンジニア
  • モノ(ハードウェア)をつくるエンジニア
  • データを管理するインフラエンジニア

などがいることは想像しやすいのではないかと思います。

いまり

おおまかにはイメージできたかな?

それじゃあ、各分類にどんなエンジニアがいるのか詳しく見ていこう!

 

開発系エンジニア

開発系エンジニアには以下があります。

開発系エンジニア
  • システムエンジニア
  • フロントエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • データベースエンジニア
  • 組み込みエンジニア

システムエンジニア(SE)

いまり

システムエンジニア(SE)はシステムの開発から運用・保守まで行う、IT界のなんでも屋みたいなポジションです。

 

  • IT業界で最も代表的なポジション
  • システムの仕様設計/プログラミング/運用・保守などのサポートなど業務内容は広範

就職先の代表的な例にSIer(エスアイアー)と呼ばれるシステム開発会社があります。

SIerは、たとえば企業の就業管理システムや図書館の蔵書検索システムの開発を請け負います。

SIerで働くシステムエンジニアは、顧客から想定するシステム仕様を聞き取り、設計し、実装(プログラミング)し、運用のサポートをします。

実際にどこまでやるかは受注内容次第ですが、担当範囲はこのように多岐に渡ります。

いまり

ルーチンワークではなく、柔軟にいろいろな働き方ができるひとにオススメです。

顧客と会話するなどコミュニケーション能力も必要なので、社交性が高い傾向にある文系出身のエンジニアも多いですね。

ちなみに、後述するフロントエンジニア、バックエンドエンジニアはシステムエンジニアの内の一部とされています。

 

フロントエンジニア

いまり

フロントエンジニアは、システムやアプリケーションのユーザーの目に触れる部分をつくるエンジニアです。

身近なスマホアプリで例えれば、

  • アプリ画面上のレイアウト作成
  • クリックできるボタンの設置
  • 画面表示の形式をスマホとPCで分ける(レスポンシブ対応)

など、これらはフロントエンジニアがプログラミングして作っています。

フロントエンジニアは後述するバックエンドエンジニアと並んで、システムエンジニアの内の一分類として捉えられています。

フロントエンジニアという呼び名はシステム開発だけでなくWEB業界にもありますが、見た目の部分をつくるという役割は同様です。

いまり

結果が見た目に現れるので、プログラミングのモチベーション維持につながりやすいです。

プログラミング経験ないけどエンジニアになりたいと考えている初心者にオススメのポジションですね。

 

バックエンドエンジニア

いまり

バックエンドエンジニアは、データの入出力や処理などユーザの目に”触れない”部分を担当します。

スマホアプリで例えれば、

  • 入力されたユーザー情報の処理
  • データベースへの格納

などをプログラミングして作っています。

バックエンドエンジニアもフロントエンジニアと並んで、システムエンジニアの内の一分類として捉えられています。

バックエンドエンジニアという呼び名もシステム開発だけでなくWEB業界にもありますが、見た目以外の処理を担当するのは同様です。

いまり

フロントエンジニアみたいにプログラミングの結果が見た目に現れるようなことはなく、結果はすべてコードで返ってきます。

なので、フロントエンジニアに比べると、ある程度プログラミングに慣れたひとにオススメのポジションですね。

 

データベースエンジニア

いまり

データベースエンジニアは、データベースの構築・運用を担当します。

データベースとは例えば、

  • 企業の顧客情報をまとめたもの
  • 通販サイトの商品情報をまとめたもの

だったりします。

SQLというデータベース言語でデータベースを操作します。これはプログラミングというよりはコマンド入力するだけのものです。

企業ごとの担当区分によりますが、バックエンドエンジニアにまとめられることもあります。

組み込みエンジニア

いまり

組み込みエンジニアは、ハードウェア制御のプログラミングを担当します。

他のエンジニアに比べると、ちょっと異色な存在ですね。

ほとんどの電子機器に実装されているマイコンやメモリに加え、皆が普段から使っているSDカードやUSBなどを制御するのが、組み込みエンジニアの仕事です。

ハードウェアすなわち電気信号が飛び交う電子回路が関わってくるため、物理現象を相手にするわけです。

そのため癖があり、効率よく仕事をしていくには一定の経験値を必要とするポジションですね。

いまり

わたしがまさに組み込みエンジニアです。

マイコンやセンサーなどの電子回路にも興味があるひとにオススメです。

 

インフラ系エンジニア

インフラ系エンジニアは、サーバーやネットワークの構築・管理をするエンジニアです。

インフラ系エンジニアを細かく分類すると下記になります。

インフラ系エンジニア
  • サーバーエンジニア
  • ネットワークエンジニア

いまり

これらをまとめて”インフラエンジニア”と呼んだり、それぞれのスキルを網羅したエンジニアを”インフラエンジニア”と呼んだりもするよ。

 

サーバーエンジニア

いまり

サーバーエンジニアは、サーバーの構築から運用・保守まで行うエンジニアです。

 

サーバーの構築

  • 使用するサーバー種類の選定
  • 処理速度や通信速度の検討
  • サーバーの設置および配線作業
  • OSインストールなど起動準備

サーバーの運用・保守

  • サーバーの24時間監視(シフト制)
  • 障害やサーバーダウン発生時の修復
  • セキュリティ対策
  • ハードウェア/ソフトウェア両方の定期メンテナンス

エンジニア志望のひと

え、24時間監視(シフト制)って…?夜勤があるの?

 

いまり

はい、夜勤があるのはインフラ系エンジニア特有ですね。

通販サイトでもオンラインゲームでもわたしたちは普段から24時間使用することができます。

これはデータが保管されているサーバーを、サーバーエンジニアたちが管理してくれているからです。

利便性の高いサービスを提供するために、サーバーエンジニアにはどうしても夜勤がついてきちゃうんですね。

いまり

ただ、実際にシフト制を採用しているかどうかは会社にもよるので求人内容を確認するのが良いでしょう。

構築と運用・保守で人材を分けている会社も少なくありません。

 

ネットワークエンジニア

いまり

ネットワークエンジニアは、社内や施設内のネットワークの構築および運用をするエンジニアです。

 

ネットワークの構築

  • ネットワークシステムの提案
  • ネットワーク機器の選定
  • ネットワーク機器の設置および配線作業
  • 機器の設定と動作確認

ネットワークの運用・保守

  • ネットワークの24時間監視(シフト制)
  • 障害発生時の対応
  • メンテナンスや機器交換
  • 利用状況を鑑みた改善

エンジニア志望のひと

ネットワークエンジニアも夜勤ありかあ…。

 

いまり

サーバーエンジニア同様ですね。実際に夜勤があるかは求人情報を確認するようにしましょう。

必要なスキルは、プログラミングなどよりも、ネットワークに関する知識量です。

たとえば、無線LAN/ファイアウォール/負荷分散装置/認証/セキュリティなどなど…。

いまり

プログラミングが苦手だけど、エンジニアになりたいというひとに、一度検討をオススメしたいですね。

 

その他のエンジニア

セールスエンジニア

いまり

セールスエンジニアは、自社製品を顧客に営業するエンジニアです。

一般的な営業と違い技術的な説明を必要とするために、セールス”エンジニア”と呼ばれます。

セールスエンジニアに期待されていることとして、

  • 自社製品に関する広範な知識
  • 顧客からの技術的な問い合わせへの対応
  • 顧客へのシステム導入のサポート
  • トラブル発生時の対応

などがあります。

技術営業とも言われるセールスエンジニアは、コミュニケーション能力が他のどのエンジニアよりも大切です

いまり

顧客からすると会社の代表でもあるので、意外と責任重大なポジションですね。

 

WEBデザイナー

いまり

WEBデザイナーは、WEBサイトを構築するエンジニアです。

仕事内容には以下のようなものがあります。

  • WEBサイト構成の決定
  • レイアウトや装飾などのデザイン
  • HTML, CSS, JavaScriptによるコーディング
  • SEO(検索エンジン最適化)の対策
  • アクセス解析とフィードバック

デザイナーと聞くと、WEBサイトのビジュアルだけを担当すると思うかもしれませんが、エンジニアとしてのWEBデザイナーならば、コーディングからSEO対策まで手掛けます。

SEO(検索エンジン最適化)とは、検索順位を上げるための施策のことです。

ユーザーが利用しやすいサイト設計はもちろん、効率的な運用まで実施できるWEBサイトの専門家というところですね。

 

エンジニア比較:プログラミングをするか、新しいことができるか

一口に”エンジニア”といってもいろいろな種類・働き方があることがわかりましたね。

「エンジニアになりたい」といっても、どのエンジニアとしてどんな仕事をしたいかを考えておくことがとても重要です。

「プログラミングがしたい」
「いや、プログラミングはよくわからないから嫌だ」
「新しいことを創造したい」
「いや、クリエイティブなことは苦手かも」

こんな考えが少なからずあるんじゃないかなと思います。

いまり

そこで、
「プログラミングをするかしないか」
「クリエイティブか運用保守か」
この2つを軸とした
”エンジニアのポジショニングマップ”を作成してみました!

 

縦軸は「プログラミングをするかしないか」。 上にいるエンジニアほど、プログラミングを普段からします。逆に下にいるエンジニアほどプログラミングはほとんどしません。

横軸は「クリエイティブか運用保守か」。 右にいるエンジニアほど、クリエイティブで新しいことができます。左にいるエンジニアほど、新しいことは求められず運用保守が重視されます。

エンジニアのポジショニングマップ
~それぞれの働きかた~

プログラミングをして、クリエイティブな仕事をするエンジニア

  • フロントエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • 組み込みエンジニア

プログラミングをせず、クリエイティブな仕事をするエンジニア

  • WEBデザイナー

プログラミングをせず、運用保守をするエンジニア

  • データベースエンジニア
  • インフラエンジニア(サーバー/ネットワークエンジニア)
  • セールスエンジニア

エンジニア志望のひと

システムエンジニアが書かれていないけど…?

 

いまり

システムエンジニアはなんでも屋なので今回の軸では分類不可です。

システムエンジニアがプログラミングをするか、クリエイティブなことをするかは、案件や組織内のポジションによるのです。

自分がどんな仕事をしたいか、どんなエンジニアになりたいか。

エンジニアになった自分をイメージするのに、このエンジニアのポジショニングマップをぜひ参考にしてください。

 

【まとめ】あなたはどのエンジニアを目指しますか

エンジニアになりたいと思ったら、まず最初にやるべきことは、どのエンジニアになりどんな仕事をしたいかを考えることだと思います。

今回紹介したようにエンジニアと一口に言っても、いろいろな種類と働き方があります。

「クリエイティブで新しいことをやりたいとエンジニアになったのに、保守運用の仕事ばかりで嫌になってしまった…。」

そんなことにはなりたくないですよね。

だからこそ、エンジニアの種類と仕事を知り、事前にちゃんとイメージを持っておくことが大事だとわたしは考えています。

いまり

今回の記事が、エンジニアになりたいと考えている方々の道標になればいいなと思います。

さて、みなさんはどのエンジニアを目指しますか?

この記事を書いたライター

いまり

某国立大学にて物理学を学んだのち、誰もが知っている大手電気メーカーに入社。大半の日本人が一度は使用したことがあるであろうBtoC製品を開発している組み込みエンジニアです。

* ハードウェア開発歴:4年
* ソフトウェア開発歴:1年
* ARMマイコンを使用したシステム開発経験あり
* 所有特許:4件

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