客先常駐SEのリアル!メリット・デメリットを大解剖!

記事更新日: 2020/11/14

ライター: せかぺん

ライタープロフィール
名前:せかぺん

東京に上京してせかせか働くWebエンジニア → 開発保守プロジェクト主任。
java、C#、Python、Swiftの開発現場を経験。
各現場のエンジニアと関わってきた経験を生かし、エンジニア視点の情報を発信します。

みなさんは客先常駐SE(システムエンジニア)を聞いたことがあるでしょうか。

 

SEの働く場所は自社だけではなく、客先やリモートによる在宅で勤務するパターンもあり、顧客との契約によって働く場所が異なっています。

 

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客先常駐SEはお客と直に関わる機会が多く、自社内で働くSEに比べて商談の機会が多いんだ。

 

今回は数あるエンジニア業種の中でも、お客のいる現場に出社して働く客先常駐SEについて、紹介していきます。

 

この記事で学べること
この記事で学べること
客先常駐エンジニアは動けるフィールドが広い!
  • 客先常駐エンジニアは取得できるスキルが多い
  • 本人の希望により常駐現場を考慮してもらえる
  • 様々なスキルを取得できる反面、調整することが多い

客先常駐SEとは

先常駐SEとは、自社勤務のSEと違い、勤務先が自社ではなく契約先の現場で働くSEのことをいいます。

 

具体的には技術者を募集している企業に対し、SEを派遣し客先に常駐しながらエンジニア業務を行います。

 

常に客先で仕事をするため、ヒューマンスキルは勿論、技術スキルも常に高めておく必要がある業種です。

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パソコンとずっと睨めっこしているエンジニアも多いけど、客先常駐SEに関してはお客にスキルを提示し、商談する場面があるよ。

 

客先常駐SEの働き方

客先常駐SEになると普段の指揮命令・業務内容は客先の現場都合に合わせることになります。客先の現場で業務に従事することがメインとなりますが、自社の業務もあるため両方の業務をこなす必要があります。

 

客先常駐SEは客先と半年や1年間のスパンで一定期間の契約を結び、業務成果を客先から評価してもらいながら契約の更新を行っていきます。

 

スキルを堅実的につけていけるエンジニアは客先から評価もされやすく、日々努力しているエンジニアは契約のたびに評価金額が上がり、年収も上がりやすい傾向にあります。

 

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客先が求めるのはエンジニアの技術スキル。エンジニアは常に自分のスキルを高めるための努力が必要なんだ。

 

客先常駐SEがスキルアップする仕組み

ステップ1:[ プログラマ ] 一人前のエンジニアになる

客先常駐SEは言葉の通り、客先の現場で働くことが普段の業務となるため、現場で使用する業務内容により同じSEでも取得できるスキルが大きく異なります。

 

Javaの開発をしたい場合、Javaの開発業務をメインで行っている現場にいくことがベストです。寄り道せず自分のスキルを最短で伸ばしたいのであれば、最初からやりたい現場につけるよう採用担当や上長と調整を行う必要があります。

 

1つの開発言語スキルを極めると、他の言語にも応用できる力が身につきます。自分の考え方に早く軸を持つためにも何か1つを極めることは技術者によってとても重要になります。

 

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技術者として、広く浅くより狭く深い知識が客先から求められる。

 

ステップ2:[ プロジェクトリーダ ] プロジェクト内の部下をマネジメント

1人で仕事ができるようになると、次はプロジェクトのリーダとして、部下をマネジメントする立ち位置になります。

 

部下をスキルアップさせるために部下の悩みやどうしたら部下の技術スキルが上がるのか普段勉強していることをヒアリングします。勉強方法があっているかどうか、効率の悪い学習方法になっていないか部下と向き合い、解決していくマネジメント力が必要となります。

 

SE(システムエンジア)はパソコンの画面ばかり見ている印象を受ける人も多いですが、客先常駐SEに関しては、客先との商談や部下からの相談、自社との調整など、対面で交渉する場面がとても多い傾向にあります。技術スキルだけあっても客先常駐SEはキャリアアップはできません。

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技術だけでもダメ。対人スキルだけでもダメ。両方のスキルが必須!

 

ステップ3:[ プロジェクトマネージャ ] 複数のチームを束ねるプロジェクト統括

順調にキャリアアップするとプロジェクトリーダを経て、次は1つのチームを纏める立場から複数のチームを統括する立場へとシフトします。

 

部下それぞれの育成ができるスキルは勿論、今度は各チームで売上を立つよう各プロジェクトリーダへ指揮命令できるマネジメント力が問われる役職となります。

 

プロジェクトマネージャになると会社の売上責任者として、責任と年収が大きく跳ね上がります。年収は基本的に高いですが、業績によりボーナスも大きく変動する役職になります。

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IT業界は残業が多いことでも有名。管理職になると残業代を加味し相応の年収になることが多いよ。

 

客先常駐SEで昇格する方法

会社により昇給の基準は多少異なりますが、客先常駐SEとして昇格できる大前提は自社の売上UPに繋がる結果を出すことです。

 

客先常駐の形態である以上、昇格したいのであれば、客先から評価をもらい自身で売上アップに繋げることです。

 

客先常駐の会社であれば評価基準も完全実力主義である傾向が多いです。技術はもちろん、客先と交渉する上でヒューマンスキルも磨く必要があるため、技術だけでなんとかなるという考えでは昇格も中間管理職止まりで頭打ちとなります。

 

昇格の条件になる主なケース
  • 客先から評価され自身の単価がUPした
  • 所属チームをマネジメントし、部下の単価がUPした
  • 客先から新しい案件を獲得し、チームメンバの増員ができた

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ビジネスだから売上が立たないと実力主義の会社では評価されない。

 

客先常駐SEのメリット・デメリット

メリット

メリット
  • 現場により様々な開発スキルを身に着けることができる
  • 人間関係でずっと悩むことが少ない
  • 人脈が広がりやすい
  • ヘッドハンティングにより年収が増加する可能性がある
  • 憧れの企業で働くことができる

 

現場により様々な開発スキルを身に着けることができる

客先常駐のため、普段勤める現場を契約更新のタイミングで見直すことができます。

開発のスキルをつけたから次はスキルアップのためマネジメントできる現場にいきたいと今後のキャリアを考える人もいると思います。

 

例えば、C#で開発ができるようになったがもっとスキルを伸ばしたいため、契約を延長更新し、自分の開発スキルを極めたいという風に自分のキャリアを考えながら形成することが可能です。

 

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なんとなく仕事しているだけだと、他のライバルにどんどん追い越されちゃうよ!

 

人間関係でずっと悩むことが少ない

組織で仕事をする以上、人間関係の問題は多かれ少なかれ必ずあります。

 

もし、どうしても合わない人がいるのであれば、現場の異動願いができる会社も多いです。

客先常駐の会社内での現場異動になるため、転職扱いにならず自分の履歴を傷つけることはありません。

 

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いろんな人と交渉する業種だから、現場の人間関係はよくなるよう周りの人を考えた言動が基本。

 

人脈が広がりやすい

契約満期になると他の現場も経験できるようになるため、客先常駐のSEは5つ以上の現場を経験しているという方も少なくありません。

 

そのため、各現場で活躍できるSEだと客先と飲み会やイベント事に誘われるケースが少なくありません。

1つの会社に所属しているだけでいろんな現場のエンジニアと関わることで業務スキルや知識量にも圧倒的な差が出ます。

 

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過去の現場のお客さんでプライベートでも連絡を取り合う仲になるケースもあるよ。

 

 

ヘッドハンティングにより年収が増加する可能性がある

客先常駐型SEの評価は完全実力主義となります。

個人で客先に常駐し、技術スキルを客先へ提供します。

 

客先から評価があまりにも悪いと即契約を切られる場合があります。

その反面、お客から評価されると客先からヘッドハンティングされる可能性もあるため、スキルをつけているエンジニアの中にはヘッドハンティングにより、年収が100万以上も上がるケースも。

 

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年収を上げるには同じ会社で昇格するより、転職してキャリアアップをはかった方が年収アップすることもあるよ。

 

 

憧れの企業で働くことができる

大手企業の正社員より現場経験が豊富な客先常駐型SEがスキルが高い場合もあるため、IT業界では大手企業内で働いている客先常駐SEはたくさんいます。

 

大手企業になればなるほど任される仕事のプレッシャーや要求スキルが大きい傾向にありますが、成果を出せると同じ規模の仕事を他でも担当することができるため、複数の大手企業の仕事を経験することもできます。

 

これは自社SEでは経験できないキャリアアップ方法です。

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いろんな現場を経験できる強みだね。

 

デメリット

デメリット
  • 現場によって残業が慢性的に多いことがある
  • 休暇は自社と客先の両方を調整する手間がある
  • 入社時の研修が客先業務の役に立たない場合がある
  • 将来を見据えたキャリア形成がしづらい

 

現場によって残業が慢性的に多いことがある

IT業界のあるあるです。システム屋である以上、そのシステムをいつ納品するかどの現場でも期限が決まっています。

期限間近なのに人が不足している、そんな炎上している現場に入るSEもいます。

 

システムの納品には大きなお金がかかっているため、簡単に予定を組み直すことはできません。

最近は働き方改革により、IT業界全体の残業時間は減少傾向にありますが、炎上してる現場になると一時的ですが、1日終電まで働く場合も稀にあります。

 

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俺の時は終電まで残業したもんだ!と自慢するエンジニアもいるけど、それが評価される時代じゃないね。

 

 

休暇は自社と客先の両方を調整する手間がある

客先常駐SEは基本的に自社と客先の2つの組織に所属するため、休暇を取得する場合、双方と調整する必要があります。

 

自社SEであれば、自分の会社内だけ調整すれば問題ありませんが、客先常駐SEの場合、客先と調整はできたけど、自分がプレゼンテーションを担当する自社の会議があってその日は休めないという場合もあります。

 

計画的に休暇を取得するため、会社双方の予定が入る前に自分で休暇の調整をしておく必要があります。

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複数調整する分、先の予定を見据えて動くことが必須!

 

 

入社時の研修が客先業務の役に立たない場合がある

客先常駐の形態だと、客先により業務内容が大きく異なります。

 

開発言語が違えば業務内容も全く違う場合があるため、自社研修でJavaの開発を一生懸命学んだけど、客先がCOBOLの開発で研修の内容が役に立たない人もいます。

 

自分で開発したい言語があれば、研修だけに頼らず、自分から必要なスキルを勉強しておく必要があります。

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自己啓発する気持ちは大事!できることが増えると楽しいよね!

 

 

将来を見据えたキャリア形成がしづらい

客先常駐SEの働き方は客先に依存する形になります。

 

そのため、例えば途中まで多額の予算と時間を費やした大規模な仕事であっても、客先が見積もった工数が甘く、客先都合により途中で契約がなくなる場合もあります。

 

ここの客先で4年間スキルをつけようと思っても、理不尽な都合により、自分の計画が崩れる可能性があるため、常にどの現場でも対応できるよう自分のスキルを磨いておく必要があります。

 

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結局、常にスキルアップをしておくことが大事。高いスキルがつけば逆に働き先を選ぶことも可能になる。

 

客先常駐SEのまとめ

客先常駐SEは客先の評価に関わる部分が大きく、完全実力主義制限期間内に客先の期待にあまりにも答えられない場合、契約が即終了することも。

 

その反面、結果を出し残し続けられる客先常駐SEは幅広い業務スキルを取得でき、様々な現場で人脈を作りやすいです。

 

技術も対人スキルも磨きたい、自己啓発を続ける自身のある方は得られるものが大きい業種になります。エンジニアを目指している方は是非参考にしてください。

この記事を書いたライター

せかぺん

東京に上京してせかせか働くWebシステムエンジニア → 開発保守プロジェクト主任。日々、効率的に生きる方法を模索中。生活の中で有意義だと感じる情報をシェアしていきます。極度の暑がり。

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