エンジニア志望のひと
客先常駐エンジニアって、スキルアップしないって聞いたんだけれど本当?
一般的な客先常駐エンジニアがスキルアップする仕組みとキャリアプランが知りたい。
こんな疑問に答えます。
客先常駐エンジニアについて調べてみると、”案件ガチャ”を理由にスキルアップできないっていう話をよく見ますよね。
今回は客先常駐SE歴7年の僕が、客先常駐エンジニアがどんな風にスキルを身に着けて、キャリアアップしていくかを解説します。
せかぺん
客先常駐エンジニアへの転職を考えているひとは、ぜひ読んでね!
このページの目次
まず、最初は開発から運用ができる一人前のエンジニアを目指しましょう。
ここで、客先常駐SEに特有の注意点です!
客先常駐SEは客先の現場で働くことが普段の業務となるため、現場で使用する業務内容により同じSEでも取得できるスキルが大きく異なります。
Javaの開発をしたい場合、Javaの開発業務をメインで行っている現場にいくことがベストです。
つまり、自分のスキルを最短で伸ばしたいひとは、最初から目的のスキルを身に着けられる現場に行けるように、採用担当や上長と調整をする必要があります。
せかぺん
いろいろな現場に目移りするかもしれないけれど、1つの言語を十分に使いこなせるようになるまで集中して現場を選んだほうが良いね!
1つの開発言語スキルを極めると、他の言語にも応用できる力が身につきます。
自分の考え方に早く軸を持つためにも何か1つを極めることは技術者によってとても重要になりますよ。
1人で仕事ができるようになると、次は『プロジェクトリーダ』として部下をマネジメントする立場になります。
業務内容としては、部下のスキルアップを目的として、普段勉強していることや抱えている悩みなどをヒアリングしたりします。
勉強方法が間違っていないか、効率の悪い学習方法になっていないかなど、部下と向き合って解決していくマネジメント力が必要となります。
SE(システムエンジア)はパソコンの画面ばかり見ているイメージが強いですが、客先常駐SEに関しては、客先との商談・部下からの相談・自社との調整など、人と対面してコミュニケーションをする場面が非常に多いです。
ここからわかる重要なポイントは、客先常駐SEは技術スキルだけあってもキャリアアップできないということです。
せかぺん
客先常駐SEは技術スキル・対人スキルの両方が必須です!!
順調にキャリアアップするとプロジェクトリーダを経て、次は1つのチームを纏める立場から複数のチームを統括する立場『プロジェクトマネージャ』へとシフトします。
部下それぞれの育成ができるスキルは勿論、今度は各チームで売上を出せるよう各プロジェクトリーダへ指揮命令できるマネジメント力が問われる役職となります。
プロジェクトマネージャになると会社の売上責任者として、責任と年収が大きく跳ね上がります。
年収は700万以上と基本的に高いですが、業績によりボーナスも大きく変動する役職になります。
会社により昇給の基準は多少異なりますが、客先常駐SEとして昇格できる大前提は自社の売上UPに繋がる結果を出すことです。
すなわち、客先常駐の形態である以上、客先から評価をもらい自身で売上アップさせることが昇格・キャリアアップに繋がります。
また、客先常駐の会社は評価基準も完全実力主義である傾向が多いです。
そして、この実力というのは技術だけでなく交渉力なども含まれます。
技術だけでなんとかするという考えでは、中間管理職止まりで頭打ちとなります。
技術はもちろん、客先と交渉するためのヒューマンスキルも磨く必要が、客先常駐SEにはあるんです。
昇格の条件となる例
せかぺん
売上が立たないと評価されない、意外と実力主義の世界なんだよね~。
客先常駐SEは客先からの評価が重要なため、完全実力主義。任期内に客先の期待に答えられない場合、契約が即終了することもあります。
反面、安定して結果を出せる客先常駐SEは幅広い業務スキルを取得できて、様々な現場で人脈を作りやすいうえ、キャリアアップもしやすいです。
技術スキルも対人スキルも必要、自己啓発を続けられるひとが得をするというのが客先常駐SEです。
客先常駐エンジニアへの転職を考えている方は是非参考にしてください。