未経験からプログラマになる人が最低限知っておくべき4つのポイント

記事更新日: 2020/09/30

ライター: おうま

おうま

こんにちは、エンジニア志望の方のお悩み相談もしてるおうまです。

2019年はMatcherというOB・OG訪問アプリで50人以上の相談にのってきました。

「エンジニアになりたい」「将来はフリーランスになります」と相談がきますが、エンジニアの仕事内容を正しく答えられる人はほとんどいませんでした。

そこで今回は、エンジニアになりたい人が働いた時に、理想と現実のギャップが無くなるように、未経験からエンジニアに人に最低限知って欲しい4つのことをご紹介します。

最低限知っておくべき4つのポイント

1.エンジニアにはいろんな種類がある

2.プログラマの仕事は結構地味

3.IT業界に転職すると年収が下がる可能性が高い

4.年齢が大きなハードルになる

 

この記事を読んで欲しい人

・未経験からエンジニアになりたい人

・エンジニアが何をするか知らない人

・エンジニアの年収や転職事情を知らない人

この記事を書いた人
おうま

大学から10年ほどシステムに関わっていて、今はフリーランスエンジニアとして活動しています。動画配信系のディレクションをしていて、iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理をしています。フリーランスとして経験してきたことを、主観を入れながら易しい言葉でお伝えしていきます。

 

エンジニアはたくさん種類がある

一言でエンジニアといっても、いろんな種類に分けられます。

詳しくはこちらの記事でエンジニアマップの図解つきで、エンジニアの全種類をこれ以上無いくらい丁寧に解説しています。

この記事を見たらエンジニアの種類と特徴がわかるので、是非見てみてください。

合わせて読みたい

ざっくり理解したい方へ

だいたいでいいから分類が知りたい!

という方は下の図をどうぞ。

  システムエンジニア プログラマー インフラエンジニア
主な業務

お客さんとの折衝交渉
提案書・設計書の作成

プログラミング
テスト

サーバ選定・構築
サーバの管理・保守

向いている人 人と話すのが得意 プログラミングが得意 裏方仕事や堅実な仕事が得意

特に混合しがちなのが

システムエンジニア(SE)とプログラマー(PE)です。

 

IT業界では、システムエンジニアとプログラマーは明確に区別されます。

プログラマーは、アプリ開発をする人

システムエンジニアは、交渉や設計をする人

おうま

僕はSEですが、ここ数年プログラミングはしていません。

自分の得意・不得意を振り返って、この3つのどのエンジニアになりたいかをまず決めましょう。

エンジニアの種類について

  • 大きく分けると3種類に分けられる
  • プログラマーは、アプリ開発をする人
  • システムエンジニアは、交渉や設計をする人
  • インフラエンジニアは、アプリ以外のサーバ設計や管理をする人

プログラマーの働き方を知る

未経験者の入り口は、プログラマーからのことが多いです。

まずは、プログラマーの仕事内容について詳しく見ていきましょう。

こぶた

プログラマーって実際に何してるの?

一般の人のイメージと実際のギャップが分かるYoutubeが公開されてました。

----人々のイメージ----
00:12 イメージ映像

----実際の開発風景----
00:13 コーディング
00:18 プログラム実行
00:19 エラー発生[Error:Input Directory Does Not Exist]
00:23 エラーをググる

最初は、映画やドラマのハッキングシーンでよくある光景。

その後に登場するのが、実際にプログラマーがプログラミングする風景です。

未経験だと、以下の3つの流れを1日に何十回も繰り返して開発をしていきます。

1.コードを書く

2.エラーが出る

3.ググる

おうま

プログラミングは地味で根気がいる仕事です!!

やっていること

もう少し細かくお話すると、プログラマの仕事は上記6つの流れで進みます。

プログラマーはプログラミングが仕事のように思われますが…

じつは、実装方法を考えるまでが最も重要な仕事です。

 

わたしがこれまで出会ったスーパープログラマーの配分は

・2までの考える工程で時間にほとんどの時間を使う

・3のコーディング以降はただの作業

頭の中ですでにプログラムができていました。

プログラマーの年収は

厚生労働省は、毎年職種毎の年収を公開しています。

プログラマーとシステムエンジニアの年収は公開されていますので見てみましょう。

ちなみに、国税庁の調査によると2019年の平均年収は436万円です。

平均年収と比べるとプログラマーは、10万程度下がります。
システムエンジニアだと130万円ほど高く、エンジニア全体での平均は500万程度と言えます。

コラム:未経験からだと年収はいくら?
〜エンジニア目線で一言〜

プログラミングスクールが公表しているものだと、大体300〜350万円くらいです。

実務未経験者として採用されるため、転職先での勉強期間があるため低めに設定されることがほとんどです。
1社目は、実務経験を積む修行期間として貪欲に学んでいきましょう。

未経験からプログラマに転職できるの?

結論から言うと、未経験で勉強していないとIT業界への転職はほとんど不可能です。

たまに、「未経験可」と書いていても注釈に勉強していることが条件になっていることがほとんどです。

こぶた

なんでIT業界は未経験だと厳しいの?

おうま

普段聞かない専門知識がいっぱい出てくるからだね!!

独学で勉強することも可能

動画やWeb学習サービスもたくさんあり簡単にプログラミングを学ぶことができます。

やる気があれば、個人で学べますので何かサービスを作ってみてください。

こぶた

個人で学べるならプログラミングスクールは必要無いんじゃない?

プログラミングスクールの方が早い

わたしは、プログラミングスクールに入った方が良いと思っています。

プログラミングの初心者を脱出するためには200時間必要と言われていますが

・1日2時間の学習を毎日して3ヶ月

・土日に5時間の学習だと5ヶ月

必要です。

こぶた

やる前から嫌になってきた

強制的に学習する場を用意しないと、ほとんどの場合挫折してしまいます。

年齢がハードルになる

未経験の場合、年齢が高くなるほど採用されにくくなります。

IT業界は一般的に、新人の頃はプログラマーとして開発をして、20代後半からシステムエンジニアへと移行していきます。

30代以降はシステムのマネイジメントが求められるため、年齢が高いとそれだけで弾かれてしまう企業も少なくないです。

30代から通過率が激変する

 

私もプログラミングスクールの社長に通過率の差を聞きましたが、20代と比べて通過率に4倍程度差があるそうです。

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35歳以上となると、「難易度は高いですが不可能ではない」とプログラミングスクールからも難色を示されます。

また、転職が決まるとTwitterで賞賛を浴びるレベルなので早めに転職活動をする方がよいでしょう。

まとめ

未経験からエンジニアになりたい人に向けて、エンジニアの現実を書いてみましたがいかがでしょうか?

今回の記事で、ぜひ覚えていただきたいことをまとめます。

最低限知っておくべきこと
  • エンジニアには大きく3つ種類がある
  • プログラマは意外と地味な仕事である
  • 未経験からプログラマになると給料は下がる可能性が高い
  • 30歳を過ぎると書類選考の通過率が大きく下がる

いくつになっても学習はできますが、年齢とともに就職難易度が高くなってしまいますので、エンジニアに興味があれば早めの行動をおすすめします!

この記事を書いたライター

おうま

Webディレクション案件を主に手掛ける現役フリーランスエンジニアです。元々は大手SIerのシステムエンジニアに従事しており、8年の勤務を経て、2020年に独立に至りました。
  • 現・動画配信サービスのディレクター
  • 受注案件:iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理など
  • エンジニア歴:9年

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