【IT企業368社に調査】SEの20〜50代の平均年収の推移と企業規模毎の年収を調査【経済産業省調査】

記事更新日: 2020/10/30

ライター: おうま

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おうま

フリーランスで動画配信系サービスのディレクターしています。iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理がメインです。エンジニアとして経験してきたことを、主観を入れながらやさしい言葉でお伝えしていきます。

「自分の年収が平均年収とどれくらい違うのか」
「どうすれば年収が上がるのか?」

この記事はそんな方に向けて書いています。

 

みんなどれくらいもらってるんだろ?

これは働くみなさん気になるところだと思います。

 

経済産業省が、IT関連企業を対象に年収や評価について大規模調査を行いました。(2017年)

この調査には368社、4765名がアンケートに回答しています。

おうま

2020年時点では、これより大規模調査はありませんでした

こちらの記事では、アンケートから分かったIT人材の平均値と、給与決定の評価ポイントをご紹介していきます。

この記事で学べること
この記事で学べること
サブタイトル
・IT人材の20~50代の平均年収
IT人材の年収の満足度
IT人材全体の平均年収
・IT関連企業が答えた年収で評価するポイント

システムエンジニア(SE)の年代毎の年収について解説

まずは、年代別に平均年収をみてみます。

20代の平均年収は413万円

まずは、日米のIT人材の年代別の年収分布をまとめた資料を見てみます。

ITエンジニア497人に対して年収をヒアリングした結果がこちらです。

出典:経済産業省 IT人材の年代別の年収分布

赤色の横棒が、平均年収です。

この図の各年代の平均年収をまとめるとこちら。

( )は前の世代との昇給額です。

▼ 20代〜50代の平均年収

・20代:413万円

・30代:526万円 (+113万円)

・40代:646万円 (+80万円)

・50代:754万円 ( +108万円)

順調に年次を重ねて行けば、10年ごとに100万円程度年収が上がっていくことが分かります。

また、各年代の最大年収はどの年代も1000万円を超えてます。

トッププレイヤーになれば年収1000万も夢でありません。

こぶた

こんなにもらえて羨ましい、、、

ただ、実際に働いているエンジニアは年収に満足しているのでしょうか?

エンジニアの年収満足度調査の結果

エンジニアの満足度調査をみてみましょう。

業種別の年収の満足度を4段階に分けてた結果がこちらです。

6割のIT人材が満足していないと回答

出典:経済産業省 現在の給与水準に対する満足度

▼ 今の給料に満足しているか?(n=4765人)

・満足している :40.9%

・満足していない:59%

調査の結果、評価制度と年収満足度に大きな関係性が見られました。

簡単に言うと

「自分が正当に評価されていないんじゃないか」

という思いを多くのエンジニアが持っていると満足度は下がります。

 

技術派遣の場合、働く場所が違うため例えば

 派遣先の会社:○すごく評価されている

 派遣元の会社:×あまり評価されていない

なんてこともよくあります。

そのため、技術派遣の満足度が平均より大きく下回る29.7%となっています。

 

なお、具体的な職種毎の詳しい年収を知りたい方は経済産業省調査で分かる|平均年収の高いITエンジニアの職種はこれだ!」の記事をどうぞ。

ただし、SEの平均給与は全業種平均より高いです

こぶた

満足度は低そうだけど、一般と比べて年収は低いの?

おうま

平均より全然高いよ!

国税庁の調査で、日本人の全世代の平均年収は※436万円と発表されました(※2020年民間給与実態統計調査結果より)

SEの平均年収はこれより130万円高く儲かる職業と言えます。

ここからは、2019年度の厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとにSEの平均年収をみていきます。

システムエンジニア(SE)全体の平均年収とお給料について解説

記事後半では「SEの平均年収とお給料」について解説します。

「平均給与」という言葉に気をつける

SEの平均月給・平均ボーナスはこちらです。

SEの平均給与

・年収  :568万円

・月給  :38万円

・ボーナス:113万円

大手ほど年収が高く従業員が多いため平均が大手に引っ張られますので…

平均に飛びついたらこんなにもらえないとガッカリすることになります。

 

大手と中小では年収に大きな開きがあります。

どれくらい違うかもう少し細かく従業員規模毎に平均年収もみていきます。

大手と中小で90万円も違う

従業員規模に年収を3つに区切ります。

( )は従業員1000人以上の平均年収との差額です。

従業員規模別年収の違い

・従業員1000人以上の平均年収627万円

・従業員100~999人の平均年収:532万円(-95万円)

・従業員10人以下の平均年収 536万円(-91万円)

 参考:SEの平均年収:568万円

従業員が1000人未満の平均年収は530万円超です。

SEの平均年収が568万円なので40万円弱も低いです。

大手の方が年収が高い2つの理由

こぶた

なんで大手の方が年収が高いの

おうま

僕は2つ理由があると思ってるよ

大手の方が年収が高い理由

・導入経験のある企業やノウハウといった実績がある

・ノウハウがあることによってシステム導入の短縮化ができる

システム会社は、プログラムという形の無いものを売ります。

自分が企業してHP作成をお願いする時にどちらにお願いしたいでしょうか?

・Web制作経験が0社で10万円の提案

Web制作実績が100社で50万からの提案

費用面との兼ね合いもありますが、実績が多い企業の方が安心感がありますよね。

 

IT業界では、どんな実績があるかで値段をつけることがよくあります。

年収を上げる方法

出典:経済産業省 IT人材の給与決定には何が重視されているか

IT企業368社に対して

「IT人材の給与決定には何が重視されているか」

というアンケートをとりました。

昇給の重要視する1番のポイントはコミュニケーション能力

結果、企業の重視する上位3つのポイントはこちらです。

給与決定で重視するポイント

1位 コミュニケーション能力:91%

2位 ITスキルのレベル:91%

3位 成果:87%

同率ですが、コミュニケーション能力※の方が「非常に重要視する」のポイントが高かったため1番にしました。

コミュニケーション能力とは?

話し合いでできるによって、お互いの認識齟齬が無い状態に能力だと思っています。

ただ、これだとすごい漠然としています。

この結果をふまえ、社会人が年収を上げる方法を深掘りしていきます。

年収を上げる方法は売上に貢献すること

そもそもですが、会社員の給料は会社の売上が原資です。

給料を上げる方法ためには、売上を上げる人になる以外ありません。

つまり…

大規模案件にアサイン(任命)されて、売上に貢献すること。

会社員で給料を上げるにはこの道一択です。

給料が上がるロジック

スキルやコミュ力を身につける
     ▽
実績を上げて信頼される
     ▽
大規模案件にアサインされる
     ▽
実績を上げて信頼される
     ▽
   売上が上がる
     ▽
   年収が上がる

給料を上げる初めの第一歩は声を上げること

社会人になってすぐは運要素が強いです。

そこでできる唯一の行動が声を上げることです。

 

各会社ごとに必ず会社が力を入れている案件があるはずです。

その案件に近い部署や組織を希望しましょう。

金融系が強い会社であれば、金融系を希望する

・公共系が強い会社であれば、公共系を希望する

ここに入らないと日の目を見れません。

優秀でも規模の小さいところでがんばっても出世できず昇給も見込めません。

 

ただし、いきなり社長肝煎り案件にアサイン(任命)されるには信頼が足りません。

そこで、信頼を勝ち得るために先ほどの能力が必要になります。

成果作りにはコミュニケーション能力とITスキルが必要

信頼されるには成果や実績が必要です。

成果については、コミュニケーション能力とITスキルの結果ついてくるものです。

成果作りに必要な能力

・コミュニケーション能力

 案件の意図を正確に読み取る能力

 案件の不明な点を言語化し質問する能力

 情報を網羅的に聞き出す能力

・ITスキル

 依頼の難易度を正確に読み取る能力

 案件を確実にこなす能力

 案件を超高速で回す能力

上記能力があるエンジニアは非常に優秀だと思います。(一緒に働きたいレベルです)

成果をだしていけば信頼が積み重なり、少しずつ任される案件規模も大きくなるはずです。

スキルを上げても年収は上がりません

よく勘違いがありますが、スキル自体に価値はありません。

ITスキルから売上を生まないと給料は1円も払えないからです。

 

技術はあくまで問題を解決する手段ですので

IT技術でどんな問題を解決できるか

・自分ならそれにいくらなら出すか

この目線は、エンジニアとして常に持ち続けたいです。

まとめ

IT業界の平均給与や年収を上げる方法が気になる方に向けて書きましたがいかがでしょうか?

少し長くなったので今回の記事をまとめます。

まとめ

・ITエンジニアの平均年収は20代 413万円、30代 526万円、40代 646万円 、50代 754万円

・全体の6割が現状の給与に不満を持っている

・平均給与は大手と中小企業100万円近く差がある

・昇給の重要視する1番のポイントはコミュニケーション能力

・年収は会社の売上に貢献することが近道

SEの実際の働き方とかなにか分からないことがあれば、おうままでご連絡ください!

この記事を書いたライター

おうま

Webディレクション案件を主に手掛ける現役フリーランスエンジニアです。元々は大手SIerのシステムエンジニアに従事しており、8年の勤務を経て、2020年に独立に至りました。
  • 現・動画配信サービスのディレクター
  • 受注案件:iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理など
  • エンジニア歴:9年

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