エンジニア志望のひと
客先常駐エンジニアの単価・給与ってどういう風に決まるの?
客先の評価が重要?それとも自社の評価?
こんな疑問に答えます。
客先常駐エンジニアの評価方法は複雑です。
というのも、「客先の評価」と「自社の評価」それぞれを総合して考えられるためです。
客先常駐に関してはこの独特の評価制度ををしっかり理解していないと、自分ではちゃんと働いているつもりでも思う通りに給与が上がらなかったりします。
この記事では、客先常駐エンジニアの評価制度がどうなっているのかを解説します。
せかぺん
客先常駐エンジニアとして働くことに興味があるひとは、ぜひ読んでみてください。
このページの目次
客先常駐エンジニアは客先と自社の2つの組織に所属していますが、自社の判断により評価・給与が決まります。
そのため、客先の評価が高くても、自社の評価が低い場合、昇進できなずキャリアアップにつながらないケースが多いです。
客先常駐エンジニアの評価パターンとしては下記の4つです。
客先常駐SEの評価パターン4つ
客先・自社の評価がどちらも良い場合、所属会社は次期の給与を上げてくれます。
ここでいう客先の評価とは、売上に繋がる社員の単価アップや増員に繋がることです。
客先から信頼され、自社の売上に繋がると自身の評価も上がり、次期年収アップにつながります。
評価を上げて、年収を上げるためにまずは客先の評価をもらうことが優先となります。
客先評価が良ければ、自社の評価も上がるのではと思う人もいるかもしれませんが、じつは違います。
例えば、客先常駐エンジニアは仕事のほとんどを客先で行っていますが、自社への定例報告や自社営業・次の契約のための打ち合わせなどといった自社業務も存在します。
それら自社業務について、定例報告の期日を守れなかったり、営業へ現場情報を共有することができていなかったりすると、自社からの評価は下がってしまいます。
なぜなら、その人の怠慢によって自社の利益機会が失われたと捉えられるからです。
給与はあくまでも自社から支払われているため、客先の評価がどれだけ良かったとしても給与アップには繋がらないのです。
これは客先で求められていることは十分にできていないけれど、自社業務のみきっちり済ませているパターンです。
客先が支払う単価は上がらず、自社の売上に貢献しないため、評価は現状維持かダウンしてしまいます。
そうなると、自身の年収も現状維持、最悪下がってしまうこともあるため、客先評価を優先的に改善する必要があります。
当たり前ですが、これが最悪のパターンです。
客先・自社の双方からの評価が低い場合、実力主義の評価制度を取る会社であれば減給対象になります。
この場合は、客先・自社から何かしら問題を指摘されているはずなので、早急に対処をしなければいけません。
例えば、客先業務において業務効率化ができていないなら、業務方針を見直して無駄な業務を削減したりします。
自社への情報共有・連携が遅れてしまっているなら、対応スピードを早めて再発防止に取り組むなど、問題点を1つずつ解決していくことになりますね。
客先常駐エンジニアの評価は、客先・自社の双方の評価を総合的に見られるため、評価制度が複雑になりがちです。
「客先常駐エンジニアとして年収を上げたい!」と思うなら、客先・自社どちらの評価も意識して、課題の対処に努めていく必要がありますね。