【比較でわかる】システムエンジニアとプログラマーの違いと向いている人は?

記事更新日: 2020/12/23

ライター: おうま

解決したい悩み

興味があるけど、システムエンジニアとプログラマーの違いがわからない

システムエンジニアとプログラマーのどちらを目指したらいいかわからない

 

こんな疑問にお答えします。

 

おうま

こんにちは。おうまです!

プログラマー→システムエンジニア→フリーランスと働いてきたおうまです。

※ここからはプログラマーのことをPE
 システムエンジニアのことをSEと呼びます

 

IT業界に興味を持った後に必ずやってくるのが

『PEとSEの違いがわからない問題』

です。

 

正直、全然やることも適性も違います。
ここを知らないと、転職や就職で後悔するかもしれません。

 

この記事を読めば、『PEとSEの違いと自分がどちらに向いているか』が分かると思います。

この記事で学べること
PEとSEの違いと適性
〜全然やること違います〜
PEは、チーム内の人と話してプログラミングをする仕事
SEは、チーム外の人と話して設計図を作る仕事
人と話すより、技術を突き詰めるのが好きな人は、PEがオススメ
サービスを使ってる人の喜んでる顔が見たい人は、SEがオススメ

SEとPEの違いは『誰』と話して『何』を作るかでわかります

結論、チーム外の人と話して設計図を作るのがSEで、チーム内の人と話してプログラミングをするのがPEです。

チーム以外の人と話すか、プログラミングをするかがPEとSEの大きな違いになります。

 

SEは建築士で、PEは大工のイメージです

まずはざっくり違いを見てみましょう。

SEが建築士でたとえられる理由は、システムの『設計図』を作るからです。

システムの設計図は、詳細設計書と言います。

 

たとえば、よくある『FacebookやTwitterでログイン』みたいな機能をWebアプリにつける場合、こんな設計書を作ります。

難しいので「こんなもんがあるんだ」くらいで見てください。

 

参照:OAuth 2.0/OpenID Connectの2つのトークンの使いみち

 

ここではプログラミングでいう『コード』は出てきません。

SEは使う技術について知っていればOKです。

上記の図をもとに、SEはPEに引き継ぎをして開発をお願いします。

 

SEがやるべき範囲

・システムのデータの一連の流れ

・OpenIDConnectなどの技術理解

・プログラミングは作業範囲外

PEかSEかで悩んでいる人は、プログラミングが好きかで決めよう

PEとSEの大きな違いをまとめるとこちら。

 

PEとSEの大きな違い

・PEはプログラミングをする

・SEはプログラミングをしない

・PEは主にチーム内の人と話をする

・SEは主にチーム外の人と話をする

 

PEもSEもチームで仕事をするので、結局人と話はします。

なので、まずはプログラミングが好きかどうかでどちらになりたいか決めればOKです。

 

SEの楽しさはお客さんの声が聞けること

SEは「システムを使ってこんなことが良くなった!」とお客さんの声を直接聞くことができます。

生のユーザの声を聞けるのが一番の楽しみです。

 

お客さんの困りごとにはまずSEが対応をします

システムの問い合わせ窓口は、SEになっています

なので、SEは良かったことや悪かったことの話が全てきます。

逆にPEは、開発や技術に集中できるようにするために社外の人と話す機会は少ないです。

 

おうま

お客さんの要望を聞いてると開発が先に進まないので、要望を跳ね除けたり仕様を決めるのはSEの仕事です

 

体験談:定例会での感謝にやりがいを感じました

リリース後の定例会が開かれたのですが

「システム入れて働きやすい会社になりました。おうまさんに頼んで良かった」

と直々にお褒めいただいた時はSEとしてのやりがいを感じました。

 

ただ、辛いこともあります。

お客さんと距離が近いので、トラブルがあった時に、謝りに行くのもSEの仕事です。

謝りに言ったことも1度や2度ではありません。

 

謝罪に行ったケース

・欲しい機能が実現できていなかった

・金額の計算が間違っていた

・負荷が集中してシステムが落ちてしまった

 

おうま

炎上した中、謝罪と説明するのはすごく勇気がいりました

 

実際に使ってる人の喜んでる顔が見たい人は、SEがオススメです。

ただ、喜びや不満も一緒に引き受けることになるので覚悟しないといけません。

 

PEの楽しさは、先端技術で『ものづくり』ができるところ

PEの楽しさは、何も無いところからサービスを作っていくところです。

サービス作成にはものづくりの楽しさが詰まっています

サービス作成は、学校の図工や技術家庭科のイメージに近いです。

いろんな材料を組み立てながら、1つのサービスを作れた時に味わえる達成感はプログラミングの醍醐味だと思います。

 

例えばわかりやすくポートフォリオサイトだとこんな楽しさがあります。

僕もフリーランスになって、上図のポートフォリオを楽しみながら作りました。

 

ポートフォリオ作成の楽しさ

・サイトデザインする美術の楽しさ

・分かりやすい文章を作るライティングの楽しさ

・オシャレでわかりやすいUI/UXにするプログラミングの楽しさ

 

プログラミングは、技術を学べば学ぶほどできることも増えるので、ゲームのレベル上げのような楽しさもあります。

 

プログラミングで辛いのは仕様変更です

 

楽しいことも多いプログラミングですが、全プログラマーの敵は仕様変更です。

完成間際のものが、一気に崩されるようなものでモチベーションが著しく低下します。

 

 

仕様を決めるのがSEなので、お客さんにYesマンですぐ仕様変更を持ってくるSEの下で働くと疲弊してしまいます。

 

プログラミングが好きならPE一択です

人と話すより、技術を突き詰めるのが好きな人は、PEがオススメです。

上記の通りSEは、プログラミングをほとんどしません。

プログラミングがやりたい人がSEになるとプログラミングができず不満が爆発します。

 

おうま

僕は、SEになってから6年ほどガッツリ開発はしていません。

 

副業がしやすいのはPEです

PEは、やることが割と明確なのでリモートワークしやすいです。

 

理由:プログラミングを普通の人は学んでいないから

Webサイト作成を例にすると、画面デザイン作成や文章作成は素人でも一応できます。

ただ、プログラミングは普通の人だとできません。

 

その結果、企業がクラウドワークスやランサーズといった副業サイトに依頼が増えて、PEの副業案件が多くなっています。

 

▼ PEが副業しやすい理由

・一般人はプログラミングができない

・自分の技術力を説明しやすい

・やりたいことが決まっている

・やるやらないの交渉が必要なく、オンラインでのやりとりで十分

 

副業案件は常時100件以上あります

この記事を書いている2020年12月時点での案件数を確認してみました。

クラウドワークスだと、初心者がとっつきやすいホームページ作成やLP制作だけでも100件以上案件がありました。

 

自分のスキルで問題を解決できると提案しやすいのと、パソコン1台あればリモートで仕事ができることが副業しやすい理由だと思います。

 

SEは副業レベルの案件規模だと用無しです

 

SEは、簡単なWebサイト制作であれば必要ありません。

Webサイト制作に使う技術に難しいものはありませんし、画面デザインなどは企業が自分でするため入り込む余地がありません。

 

おうま

フリーになってCrowdWorksで開発案件に8件応募しましたが、通ったのは1件だけでした

 

副業がしたければポートフォリオ作って、プログラミング言語と技術を勉強して出直す必要があります。

 

初心者にオススメの開発言語と技術

・HTML

・CSS

・Javascript

・WordPress

まとめ

システムエンジニアとプログラマーの違いと向いてる人について、書いてみました。

まとめはこちらです。

システムエンジニアとプログラマーの違いとオススメは?

  • PEは、チーム内の人と話してプログラミングをする仕事
  • SEは、チーム外の人と話して設計図を作る仕事
  • 人と話すより、技術を突き詰めるのが好きな人は、PEがオススメ
  • サービスを使ってる人の喜んでる顔が見たい人は、SEがオススメ

 

SEとPEでは、適性が全然違います。

転職・就職相談をする機会もあると思いますが、まずはどちらになりたいかを決めましょう!

 

SEの人でもまずはPEから、というキャリアパスも多いのでまずはプログラミングに触ってみて楽しいと思えるかどうかを体験してみると良いと思います。

 

「SEの詳しい働き方をもっと知りたい!」という方は、実務を交えて1年間の仕事の流れを紹介してあるので下記も見てみてください。

 

この記事を書いたライター

おうま

Webディレクション案件を主に手掛ける現役フリーランスエンジニアです。元々は大手SIerのシステムエンジニアに従事しており、8年の勤務を経て、2020年に独立に至りました。
  • 現・動画配信サービスのディレクター
  • 受注案件:iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理など
  • エンジニア歴:9年

この記事に関連するラベル

ページトップへ