エンジニア志望のひと
無料プログラミングスクールにSES就職が多いって聞いて不安…。
それって本当?ブラック就職ってこと?有料なら違うの?
こんな疑問に答えます。
SES(客先常駐型)企業は、ネット上で悪く言われていることが多いです。
そんな中、無料プログラミングスクールの就職先はSESがほとんどと聞いたら、不安になってしまいますよね…。
結論から言えば、無料スクールの就職先はSESが7~8割です。これは残念ながら事実です。
ただ、「SESだからブラック」というのは誤解です。
この記事では、下記についてお話します。
事実・誤解を明らかにして不安を解消したい方は、ぜひ読んでみてください。
無料プログラミングスクールの就職先はSESが7~8割です。
その理由を知るために、「そもそも無料なのか?」を理解する必要があります。
▼ そもそもなんで受講料が無料なの?
無料の仕組みは、無料プログラミングスクールと転職先となる企業の間にあります。
無料スクールでプログラミングを学んだ生徒が、無料スクールが紹介する企業に転職したとします。すると、無料スクールには企業から報酬が与えられます。
これは企業側としても、プログラミング経験者を雇いやすくなるというメリットがあります。
無料スクールはその企業らからの報酬で運営していて、受講者からは費用を取らないビジネスモデルになっているわけですね。
つまり、スクール側としては利益のためになるべく確実に就職してもらいたいのです。
すると、求人が多いSES(客先常駐型)への就職は必然的に多くなってしまうわけです。
例として、無料プログラミングスクール『GEEK JOB』の就職先は下記の割合になっています。
▼ 業務形態の割合
SES企業 | 70% |
受託開発企業 | 20% |
自社開発企業 | 10% |
※2020年コロナ流行後のGEEK JOB説明会で話された情報です。
GEEK JOBとしては7割がSESです。これでも、無料スクールの中では自社開発企業が多い方です。
なので、無料プログラミングスクールのエンジニアとしての就職先は、SESが7~8割と考えておきましょう。
いまり
よく勘違いされていますが、SES企業 = ブラック企業というわけではないです。
SESの問題点は、「教育を受ける機会が少ないこと」「スキルを伸ばしづらいこと」です。
就業時間から言えばブラックではないことがほとんどです。常駐先では基本的に丁重に扱われるはずです。
なぜなら、常駐先の企業としては外部のSES社員に残業させるよりも、内部の正社員に残業させたほうが人件費が”マシ”だからです。
もちろん、派遣先がちょっとおかしい企業だとブラック化する可能性もないとは言い切れませんが、それはあくまでイレギュラーです。
いまり
SESが悪く言われることが多いためブラックと混同されますが、冷静に考えればブラックとは違うんですよね。
今回は無料プログラミングスクールのSES就職についてまとめました。
無料プログラミングスクールとSES就職
SESがあまりに悪く言われているため無料スクールも一緒に敬遠されている節があります。
しかし、SES = ブラック企業ではありません。
正しい認識がないまま、無料スクールからお金を掛けずにエンジニア就職するチャンスを度外視してしまうのは、少々もったいないです。
いまり
「自分がどういうエンジニアになりたいか」をよく考えて、それに見合うプログラミングスクールを選べると良いですね。
某国立大学にて物理学を学んだのち、誰もが知っている大手電気メーカーに入社。大半の日本人が一度は使用したことがあるであろうBtoC製品を開発している組み込みエンジニアです。
* ハードウェア開発歴:4年
* ソフトウェア開発歴:1年
* ARMマイコンを使用したシステム開発経験あり
* 所有特許:4件