【営業トークに騙されない】入学前に知っておきたいプログラミングスクール4つの注意点

記事更新日: 2021/01/20

ライター: おうま

・『プログラミングスクールは闇』と見るけど注意点は?

・プログラミングスクール卒業生の普通が知りたい

 

こんなご相談にお答えします。

 

おうま

こんにちは。おうまです!

僕は自社開発企業で働いている現役エンジニアです。

 

エンジニア界隈で最近こんなツイートがバズりました。

 

 

「プログラミングスクールは搾取だ!闇だ!」

そんな意見も多かったのですが、その中の現役エンジニアの反応として多かった声が「最初はそんなもんじゃない?」って意見です。

 

おうま

僕も未経験者でプログラミングスクール卒だと結構普通だと思います。

 

ここで問題なのは、『スクールの営業トークをまともに受けすぎて期待値上がってしまっている』ことだと思いますので、入学前に知って欲しい4つのポイントをご紹介します。

 

正しい情報をお伝えしたいので

 

・自分で問い合わせた情報

・資料請求をした情報

・公式サイトの情報

 

上記信頼できる情報のみをまとめていますので、受講前におさえて欲しいと思います。

 

この記事を読めば『プログラミングスクールに何を求めるのが正しいか』が分かります。

この記事で学べること
プログラミングスクールに期待しちゃダメ
〜3つの注意点〜
・卒業後の年収は300万円代が普通
20代じゃないと自社開発は厳しい
・自社開発とのパイプがあるスクールはごくわずか

プログラミングスクール卒業後の年収は300万円台です

プログラミングスクール卒業後の年収は300万円台です

 

まずは、スクール卒業生の年収から考えます。

鉄道会社は辞めるな君さんは、「年収が大きく下がり年収が300万円になってしまった」ようですが、これに反応して

 

「搾取だ!詐欺だ!」

 

というには少し早い気がします。

 

おうま

批判をする前に自分で調べることも大事です!

 

新卒で300万円って低い方なのでしょうか?

気になって調べたところ、公式サイトのブログで一般的な年収の紹介を見つけることができました。

 

TECHCAMPのブログ(抜粋)はこちら。

参照:TECHCAMPブログ

 

ポテパンキャンプのブログ(抜粋)はこちら

参照:ポテパンキャンプ ブログ

 

2つのブログの内容をまとめるとこうなります。

 

プログラミングスクールブログまとめ

・20代新卒でSESで働くと年収は300万円が一般的

 

サイトにはこう書いてあるけど本当?

という方のために、テックキャンプの講師にも聞いてみました。

 

 

プログラミングスクールを考えている方は、想定年収は300〜350万円で考えていた方がいいです。

社会人で働いている人は、はじめは年収が下がることを考えておいた方が良さそうです。

 

20代ではないと自社開発は厳しい

20代ではないと自社開発は厳しい

 

年齢が上がると転職のハードルは高くなります。

理由は、30歳からは実績で見られますがスクール卒業生はエンジニア未経験で実績が無いからです。

 

DMMWEBCAMPの資料にも、30歳からは転職が難しいとはっきり書かれています。

 

 

自社開発企業への転職と年齢の関係について、ポテパンキャンプの宮崎社長に一度伺ったことがあります。

その時の回答がこちら。

 

Q.自社開発企業へ転職できる人の割合は?
A.20代であればほとんど100%が自社開発企業に決まっています。
30代だと書類で落とされることが多く、同じ条件だと
通過率に4倍程度差があります。

 

また、一般的なエントリー数を伺ったところ約100社ほどが平均とのこと。

 

一般的な通過率

 エントリー:100社
    ▽
 面談        :10~15社
    ▽
 内定        :数社

 

年齢が30歳を超えている方は、ここからさらに通過率が低いです。

30歳になると、自社開発企業への転職がうまくいかず、就職難易度の低いSES企業への就職する可能性が高くなります。

年齢によって自社開発企業への就職難易度がグッと上がることを覚えておきましょう。

 

ポテパンキャンプ社長にした質問全量はこちら。プログラミングスクールの離脱率などの質問もしています。

 

自社開発とパイプがあるスクールはごくわずか

自社開発とパイプがあるスクールはごくわずか

 

自社開発を検討している人にオススメのプログラミングスクールとして2社が有名です。

 

自社開発に強いプログラミングスクール

・ポテパンキャンプ 

・RUNTEQ

 

このスクールですが、実際にどれくらいの会社と繋がりがあると思いますか?

こちらもポテパンキャンプの宮崎社長に伺ってみました。

 

Q.ポテパンキャンプ経由の自社会社の何社ありますか?
A.コロナの影響で10社前後です。
最近は、GreenやWantedly経由で転職先が決まることがほとんどです。

 

結果、自社開発に強いと言われているポテパンキャンプでもパイプのある企業は多くありませんでした。

 

スクールを出た後は、自分で転職サイトでエントリーをして就活をすることも多いです。

その時に経験者のプロと比較されるので、当然スクール卒業しただけのアピールでは経験値で負けて落とされます。

 

ポートフォリオや独自サービスでアピールをして、初めて希望の転職ができることを覚えておきましょう。

 

稼げるのは数年先です

稼げるのは数年先です

 

ここまでの内容をまとめてみます。

 

エンジニア転職で覚悟すること

・100社にエントリーすること

・希望の転職には独自サービスが必要

・1年目は300~350万円の年収であること

 

これだと夢も希望も無いのですが…

数年して実務経験があると少しずつ変わってきます。

 

おうま

僕はフリーランスなのでいろんな案件情報をみますが、年収700万円以上の案件なんかいっぱい転がってます!

 

最初は、SESでも受託開発でも自社開発でも就職できればOKです。プログラミング経験をつめればあとは年収を上げていくことができますので。

 

ただ、1つダメなのは運用保守とQA(テスター)会社への就職です。

理由は、転職の時に必要な職務経験がつめないから。

 

なぜダメかを、具体的にGreenの求人にあったカカクコムの転職の必須条件を例に見てみます。

 

カカクコム転職の必須知識

iOSアプリエンジニアとしての業務経験が2年以上
Swift3以上での開発経験が1年以上
・サーバサイドと連携したアプリ開発の経験
・複数名のプロジェクトリードもしくはプロジェクトマネジメント経験
・オブジェクト指向プログラミングの基礎知識

 

転職時に見られるポイントは、『開発言語 + 経験年数』です。

テストや保守は開発経験としてカウントされないため、必須条件を満たさないため書類で落とされる可能性が高いです。

 

就職する時は、運用保守とQA(テスター)会社以外の就職をオススメします。

 

まとめ

 

SESは悪!プログラミングスクールは闇!みたいな風潮があるの、『プログラミングスクールの普通』についてまとめてみました。

 

Twitterや4chanやブログで情報を集めることも大事ですが、ググり力(正しい情報元から自分で調べて学習するスキル)もエンジニアには必要なスキルです。

本当に正しいのか?を自分で調べる癖をつけて納得のいくプログラミングスクール選びになることを願っています!

この記事を書いたライター

おうま

Webディレクション案件を主に手掛ける現役フリーランスエンジニアです。元々は大手SIerのシステムエンジニアに従事しており、8年の勤務を経て、2020年に独立に至りました。
  • 現・動画配信サービスのディレクター
  • 受注案件:iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理など
  • エンジニア歴:9年

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