【自社開発へ行きたかったのに…】プログラミングスクールで失敗する事例3人をご紹介

記事更新日: 2021/01/26

ライター: おうま

・プログラミングスクールに通って失敗をしたくない

・どんな失敗事例があるか知りたい

 

こんなご相談にお答えします。

 

おうま

こんにちは。おうまです!

フリーランスとして働いている現役エンジニアです。

 

 

8年ほど東京でエンジニアをする中

・ベンチャーの人事担当の方

・プログラミングスクールの講師

・企業のCTO/CPOの方など

エンジニアの中でもわりと沢山の方とお話ししてる方だと思います。

 

話の中で、採用担当者の方や面接に同席するエンジニアから聞く声に

「募集は割と来るけどなかなか良い人が来ない」

というものがよくあります。

 

ちょうどプログラミングスクール卒業生の面談直後に話をしていて、採用しなかった理由をきいてみたのですが

「う〜ん、採用してもがんばってくれなさそうだから笑」

とお話していました。

 

おうま

スクールと採用側にギャップがなんだかありそう…。

よくあるスクール卒業生のダメな考え方をちょっと考えてみました。

 

この記事では、これからスクールを考えてる方のために

「数十万かけてスクールを通ったのに…」

「自社開発企業へ行きたかったのに…」

「年収も上がるはずだったのに…」

こんな後悔をしないために、採用担当者からなんで「がんばってくれなさそう」と評価されてしまうのかをまとめてみます。

 

具体的に3人のがんばってくれなさそう君をご紹介しますので、自分が当てはまってないか考えてみてください。

この記事で学べること
採用担当者が嫌うスクール生の特徴
〜3つの注意点〜
・就職理由が『手に職をつけたい』
自分でサービスを作らない
・スクール卒業実績が評価されると思っている

就職理由が『手に職をつけたい』の人

就職理由が『手に職をつけたい』の人

「手に職つけるならIT」は未経験者をカモにする言葉として使われますが、エンジニアはあまりこの言葉を使いません。

理由は、ITの技術が変わるスピードはすごく早いので、常に学ばないと取り残されると危機感を持っているからです。

 

現役エンジニアが手に職を使わない理由

・企業によって必要な知識/技術が違うから

・技術トレンドは数年でガラッと変わるから

・必須資格がなく資格で仕事ができないから

 

ですので、ITに興味を持って勉強を続けてはじめて「手に職がついた」と言えます。

簡単に「手に職を…」と未経験者から言われるとちょっと違うなと思われかねないので注意してください。

 

具体的に言うと…

6年エンジニアをして、RDBについてほぼ理解してデータベース設計はできるぞ!となったのも束の間、世の中がNoSQLの流れになり今までの知識が全く使えないものになってしまいました。

 

おうま

6年の知識が無になりました…

 

エンジニアになることがゴールになってないでしょうか?

ITに興味を持った理由や興味を伝えないと 「入社がゴールになっているがんばってくれない人」 の烙印を押されて面接は落とされてしまいます。

 

自分でサービスを作らない人

自分でサービスを作らない人

自分でサービスを作らない人を落とす理由は、お互いに不幸になるからです。

採用すると、以下のギャップからlose-loseの関係になってしまいます。

サービス作ったことない人を採用すると…

  • 企業側:自信満々だったけど採用したら全然できない
  • 卒業生:自信あったけど実際にやってみると全然わからない

 

スクール卒業しても、まだまだプログラミングの初学者として見られます。

どれくらい、スクール卒業生と採用者にギャップがあるかをダニング=クルーガー効果*を使って見てみます。

*ダニング=クルーガー効果とは、能力の低い人物が自らの容姿や発言・行動などについて、実際よりも高い評価を行ってしまう優越の錯覚(英語版)を生み出す認知バイアス。(Wikipedia参照)

 

▼ スクール卒業生と採用のギャップ

・緑色:スクールのカリキュラム完了レベル

・赤:オリジナルアプリを作る途中のレベル

・青オリジナルアプリを作ったレベル

 

企業は青(もしくは赤の後半)のレベルの人を募集中します。

プログラミングスクールは増えて緑の人口は急増中ですが、スクールで作ったメルカリクローンだけがアピールポイントの卒業生は企業が求めるレベルには足りていません。

 

おうま

DMMWEBCAMPや侍エンジニアの営業の方にも伺いましたが、スクール生の能力と企業が求めるレベルのズレがある問題は現状まだまだ埋まっていないそうです。

 

このギャップが、 「募集は割と来るけどなかなか良い人が来ない」 につながっています。

 

スクール通えば就職できると思ってる人

スクール通えば就職できると思ってる人

プログラミングスクールは、予備校みたいなイメージです。

受験の時に、予備校生だからって加点がされるわけでもないですよね?

スクール生も独学生も採用担当者からすれば変わりません。

プログラミングスクールへの間違った期待

  • スクール卒業が採用担当者に評価される
  • スクールが転職先を優遇してくれる

むしろ、スクールに行くことが目的になっていてスクール課題以外のアプリ制作をしない人は「主体的に考えて行動ができない人」とマイナス評価を受けることすらあります。

 

侍エンジニア塾の方に自社開発企業へスムーズに就職できた人の特徴を聞いてみると

 

スムーズに転職できた人の特徴

・受講前からProgateやドットインストール・Rubyチュートリアルは勉強済み

・分からないことが増えてきたので、短期間で成果を出すためにスクールを利用する

・長時間勉強するための時間を確保していた人

 

と入校前から自学しており、主体的に考えて動ける人でした。

主体的に動けない人は、配属後に煙たがられますので今のうちに『自分で考えて動くクセ』を身につけましょう。

 

まとめ

採用担当者から見た「がんばってくれなさそう」な3名の卒業生をご紹介しましたがいかがでしょうか?

 

企業は、教育コストをかけないためにスクール卒業生を採用します。

採用後に「教育するのに時間がかかりそう」「やる気がなさそう」と判断されると落とされてしまいますので、主体的に動いてオリジナルアプリを作りIT業界に興味を持った熱意を伝えましょう。

この記事を書いたライター

おうま

Webディレクション案件を主に手掛ける現役フリーランスエンジニアです。元々は大手SIerのシステムエンジニアに従事しており、8年の勤務を経て、2020年に独立に至りました。
  • 現・動画配信サービスのディレクター
  • 受注案件:iOS・Android・Web(Rails)のアプリ開発管理など
  • エンジニア歴:9年

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