解決できるお悩み
テックキャンプってプログラミングスクールで一番有名みたいだけど…、
テックキャンプはYoutubeなどでも有名な『マコなり社長』が運営しているプログラミングスクールです。
その影響力のお陰か、テックキャンプはプログラミングスクール業界でも一番有名なポジションにあります。
いまり
ただ、有名だからといって簡単に受講を決めることはできませんよね。
テックキャンプは高額ですし、エンジニア転職を考えているひとにとっては、絶対に失敗できないのがプログラミングスクール選びです。
そう考えたとき、「エンジニア転職するためにテックキャンプの利用はオススメしない」というのが当サイト現時点の結論です。
理由は、個人成果物やカリキュラム外へのサポートが一切ないことです。
かつ、テックキャンプの教育の質が転職市場から疑われている噂も実際にあることです。
この記事では、テックキャンプの評判・クチコミを取り上げた上で、なぜテックキャンプが現時点でオススメできないかをまとめます。
いまり
テックキャンプのメリット・デメリットは先にまとめておきますね!
▼ メリット
▼ デメリット
いまり
学習環境が整っていて継続しやすいというクチコミは多かったです。
ただし、個人成果物に関する質問は禁止されているそうです!ポートフォリオが重視される未経験からの転職では致命的な欠点です。
メリット・デメリットを考慮すると、テックキャンプがオススメできるひとは…、
テックキャンプに向いている人
まず、未経験からエンジニア転職したい方にはオススメできません。
転職活動で必須になる個人成果物サポートがないためです。
もしオススメできるひとがいるとしたら、下記の2通りのひとです。
いまり
テックキャンプを受講するか悩んでいるひとには、ぜひ続きを読んでもらいたいです。
このページの目次
出典:テックキャンプ公式HP
テックキャンプは全国各地に展開する日本最大の規模を誇るメガスクールです。
▼ テックキャンプ教室拠点
渋谷、大阪、名古屋、福岡、大手町、新宿、池袋
(2021年1月時点)
年齢制限も少なくないプログラミングスクールの中では、特別な受講条件はなく誰でも受講が可能です。
受講コースは3種類あります。
このうち”転職”と付いた2つは転職コースとされ、料金は同価格。プログラミング教養コースのみ価格が異なります。
コース | 料金 |
---|---|
エンジニア転職 デザイナー転職 |
▼ 短期プラン(10週間) 648,000円~ ※入会金なし ▼ 夜間休日プラン(6ヶ月) 848,000円~ ※入会金なし |
教養コース料金 ※月額制のみ |
月額:19,800円~ 入会金:198,000円 |
いまり
転職コースは期間固定です。
一方、教養コースは月額制で好きな期間だけ学習することができます。
▼ PCや開発ツールは別料金!
エンジニア転職コースの場合、PCはMac指定です。
また、デザイナーコースではフォトショップなどのデザインツールを別途購入する必要があります。
そういった開発ツールをまだ持っていない方は、10万円前後がプラスで掛かると考えておきましょう。
※テックキャンプには『イナズマ』という長期休暇のみ開講される1週間詰め込み式カリキュラムもあります。もし興味があれば、下記の記事もどうぞ。
Rubyという言語を中心として、WEBアプリ開発が学べます。
出典:テックキャンプ公式HP
※学習時間の目安:600時間
いまり
ようするに、
設計
▽
開発
▽
インフラ構築
▽
運用
まで、一通りの現場の工程に対応するスキルをカバーするということです。
また、最終課題では既存のWEBアプリ(メル○リなど)のコピーを助言なし・1人きりで作成することになります。
以前はチーム開発もあったそうですが、2020年6月からチーム開発がなくなっています。そのぶんの期間は代わりに個人製作に充てるように変更されています。
イラストレーターやフォトショップなどデザインツールや、HTML/CSS, Javascriptといった言語を活用したWEBサイト制作を学びます。
出典:テックキャンプ公式HP
※学習時間の目安:600時間
いまり
最終的にWEBサイトを1人で制作できる、企業HPなどを請負できる状態がゴールになりますね。
プログラミング教養では、いくつかの選択肢から自分の興味ある分野について学ぶイメージです。
▼ Webサービス開発
▼ オリジナルサービス開発
▼ AI(人工知能)
▼ デザイン
いまり
全体として、名前の通りあくまで”教養”を学ぶ内容です。
エンジニア・デザイナーを目指すというより、
・単純に興味がある
・取っ掛かりが欲しい
・企画や営業に活かしたい
というひとに向いています。
テックキャンプを最近受講したものです。本当に仰る通りです。内容、メンター、ライフコーチ、さらには運営事務局も対応が悪く、何もおすすめできません。
— suger_sato (@sugersato2)November 18, 2020
テックキャンプ
— しゅーまい (@syumaaai0817)July 5, 2020
メンターの質がメンターによって全然違うのなにこれ
いまり
メンター(講師)の質にバラツキあり!
対応が悪いと感じたというクチコミもあります。
・オリジナルアプリ作成時期から時間割が変わる
— こーき (@minimum_pg)November 28, 2020
自分はプログラミング仲間を求めてスクールに入りました。しかし、オリジナルアプリ作成期間(7週目から)になると、皆に会える回数は半分になります。さらに基本メンターにも相談できないので、寂しがり屋さんは辛かったです
カリキュラムの中に、個人で自由にアプリを作って発表するというのがあるんですが、個人アプリは質問禁止です。
— おーや@副業会社員 (@oyaoya1123)February 7, 2020
自分で調べる力をつけて欲しいということらしいですが、ここはマイナスポイントと感じました。#駆け出しエンジニアと繋がりたい#テックエキスパート#テックエキスパートの感想
いまり
当サイトが最も問題視しているデメリットです。
未経験からの転職において個人成果物は必須とも言えるため、これだけでもテックキャンプをオススメはできません。
テックエキスパートに入って驚いた事6つ
— ゆかりんい (@yukarin_web)January 18, 2020
●駅直結のきれいな教室
●年齢関係なく人生を真剣に考え、良くしたいと思っている
●まこなり社長の影響力
●サイトを開けると突然始まる学習
●教室の湿度も温度も快適過ぎる
●瞑想やアウトプットを義務化
新しい学びは刺激的でとにかく楽しい!脳が若返る
いまり
学習環境は全体的に好評です。
じっくりプログラミングを学べる環境が用意されているのは、高額な受講料を払ってこそのメリットです。
教材の難易度は、挫折率が高いと話題のrailsチュートリアルと比較すると分かりやすくて、難易度も低い印象です。私が入学したときと比較して教材が格段に分かりやすくなっています。正直今の受講者がうらやましい。#駆け出しエンジニアと繋がりたい#テックエキスパート#テックエキスパートの感想
— おーや@副業会社員 (@oyaoya1123)February 5, 2020
いまり
教材がわかりやすいという声も多かったです。
これも未経験者を挫折させないための企業努力でしょうね。
railsわからないよー。MVCわからないよーって悩んでたら、#TECHCAMPのメンター(女子大生)が図を作成してくれた!
— さかもと たかひろ (@ts1103aa)December 9, 2018
わかりやす過ぎる
このホスピタリティ感動♡
プログラミングは独学よりスクールでわからないところを質問した方が圧倒的に効率良く習得できる!これほんと!#TechBatonpic.twitter.com/PLSbCfvP8O
いまり
悪いクチコミに「メンターの質が悪い」というのがありましたが、やはり個人差で反対に優秀なメンターもいるようですね。
上記のようなわかりやすい図をその場で描いてくれる講師の存在は貴重です。
・挫折しない環境で学習できる
— こーき (@minimum_pg)November 28, 2020
7人程のチームを組んで学習をします。
目的が同じ人なので話していてモチベが上がりました。
また、アウトプットの機会も頻回(1日6回)にあり、記憶の定着が進む。オンライン学習は孤独との戦いですが、自分的には、この時間が楽しみでした。
いまり
チーム学習やアウトプットの機会も用意されていて、挫折をさせないように気が払われています。これこそが、テックキャンプ最大の強みですね。
「個人成果物・カリキュラム外の質問はNG」というクチコミがあり、これゆえにテックキャンプはオススメできないというのが当サイトの意見です。
いまり
理由は、単純に成長スピードが遅くなってしまうからです。
『質問NG・自走力強化』はエンジニアとして正しいかもしれません。
ただ、お金を払って、しかも短期間の学習期間で”質問NG”は良くないです。生徒らのその1分1秒はまさに貴重な時間なのですから。
正直なところ、2~3ヶ月間プログラミングスクールで本気で勉強しても現場からすれば、ほぼ素人です。
それならばテックキャンプとしては、経験や知識を身に着けさせることを優先して、現場で働いたときに円滑なコミュニケーションができるようになっていることを目指すべきではないでしょうか。
いまり
まず知識と経験をとにかく増やして現場にすぐ馴染める確率を上げることが、生徒にも企業にも良いのでは、と思います。
また、『カリキュラム外の質問NG』というルールこそがある意味で最も良くないと考えています。
というのも、エンジニアなどの技術職は、興味や知的好奇心をエネルギー源にして動いているところがあります。
そのことはきっと、読者の皆さんも思い当たることがありますよね?周囲のエンジニアに対しても、もちろんそれを目指す自分に対しても。
なので、生徒自身に気になることがあるなら、カリキュラム外でも質問に答えたり会話をするべきだということを個人的には思います。
いまり
企業でもエンジニアが業務外のことを学ぶよう推奨しているところも少なくないです。
なぜなら、そこから生まれるエンジニアの閃きや技術力に期待しているからです。
こういった本来のエンジニアの姿を否定する姿勢からも、テックキャンプはオススメできません。
「個人成果物・カリキュラム外の質問はNG」の弊害か、テックキャンプの教育が企業から疑われているという話も2020年には話題になりました。
最近企業の人事の方や知人とお話させていただいた感じ、テックキャンプ生の多くがオリジナルポートフォリオを作らない(=スクール課題のメルカリクローンだけ)で転職活動をしてるらしい...
— ゆーたろー | Webエンジニア(パパ) | 神戸で勉強会運営します (@shimotaroo)August 17, 2020
初めて聞いた時「え、まじすかw」って笑ったけど、色々聞いて「あ、まじすか...」って笑えなくなってる
私の知ってる範囲内で5社だけでも、「テックキャンプ卒の人は採用しない。書類で落とす」
— アラスケ (@ar30suke)August 25, 2020
と言ってるので、エンジニア転職を目指す方はプログラミングスクールに通ってたことをどう表現するかよく考えた方が良いと思います。
最悪、テックキャンプ卒というだけで書類落ちすることもあるようです(テックキャンプに限らずプログラミングスクール全体に波及している問題なのですが…)
いまり
就活時にテックキャンプ卒を隠せば済みますが、ほとぼりが冷めるまでは別のスクールか独学などを検討するのが無難です。
(いずれにしろテックキャンプはオススメできませんが…)
有名なプログラミングスクールにはテックキャンプの他に、
などがありますが、
『WEBサービス開発・教室対応(オフラインが主)』
という意味で、DMM WEBCAMPと比較します。
料金や学べるスキル・学習の進め方は、ほとんど同じです。
異なる点があるとすれば、チーム開発の有無(テックキャンプにはない)ですが、決定的なポイントではありません。
いまり
基本的なところでは両者に違いはない、と言っても良いでしょう。
カリキュラム自体に差分はありませんが、やはりテックキャンプの個人成果物に関する質問禁止は致命的です。
一方のDMM WEBCAMPでも個人成果物の制作はありますが、質問は自由にすることができます。
いまり
当サイトの考えとしては、料金も同額であれば、この時点でDMM WEBCAMPが優位になります。
さらに、DMM WEBCAMPには教育訓練給付金の対象コース『専門技術コース』があります。
教育訓練給付金とは国から補助金を受け取れる制度で、最大56万円の還付を受けることもできます。
専門技術コースはもとの価格も上がりますが、補助金を最大まで受け取れれば実質およそ35万円になります。
いまり
カリキュラム自体は1ヶ月の学習が純粋にプラスされるものなので、費用対効果は圧倒的!
テックキャンプが気になっていたひとも、一考の価値アリだと思います。
なにかテックキャンプに良いところがあまりない…みたいな感じになってしまっていますが、転職サポートがテックキャンプでは無期限です。
…ただ、DMM WEBCAMPでも転職サポート期限は最大1年あります。
エンジニアの転職が決して簡単ではないことは事実ですが、さすがに1年以上も転職活動をしたい方はいないと思いますので、やはりあまり目立ったメリットとは言えません。
いまり
転職サポートが無期限とは言っても、実際は担当者が変わったりすることもあるでしょうから、1年あれば十分なように思います。
今回の内容をまとめます。
テックキャンプがオススメできない理由
繰り返しますが、当サイトではテックキャンプはオススメできません。
理由は、個人成果物のサポートが弱いためです。
未経験からエンジニアに転職するなら、ポートフォリオ(個人成果物)が必須と考えるべきです。
それが自分のスキルや学んできたことの証明になるからです。
いまり
エンジニア転職したいひとには、個人成果物のサポートが弱いテックキャンプをオススメすることはできません。
一方、エンジニア転職を目指さず、プログラミング教養コースを受講するのは問題ないと思います。
興味があれば、一度検討してみても良いでしょう。
某国立大学にて物理学を学んだのち、誰もが知っている大手電気メーカーに入社。大半の日本人が一度は使用したことがあるであろうBtoC製品を開発している組み込みエンジニアです。
* ハードウェア開発歴:4年
* ソフトウェア開発歴:1年
* ARMマイコンを使用したシステム開発経験あり
* 所有特許:4件