現役ネットワークエンジニアがおすすめする資格|難易度解説

記事更新日: 2021/03/30

ライター: トイーヌ

この記事を書いた人
トイーヌ

大手通信キャリアで働く現役ネットワークエンジニア
大規模システムの構築やコスト改善施策により4度の社長表彰を受賞
大学ではC言語を始めとするプログラミングを専攻
 自治体や法人のネットワーク設備構築:3年(15案件)
 ISPのネットワーク設備構築運用:3年
* ネットワーク関連新サービスの企画:2年(5案件)
所有資格:ネットワークスペシャリストCCNA上位資格CCNP

▼ 当サイトはIT業界を網羅する現役エンジニア達によって運営されています。

エンジニア志望のひと

ネットワークエンジニアになるために必要な資格はあるの?

おすすめの資格は?

資格を取るメリットは?

このような疑問にお答えします。

この記事では、現役ネットワークエンジニアのトイーヌがおすすめの資格について、難易度と取得するメリットを踏まえてお伝えします。

トイーヌ

僕も実際に取得している資格なので詳しくお伝えできます!

 

この記事をおすすめするひと

・ネットワークエンジニアへの就職を考えている方

・ネットワークエンジニアにおすすめの資格を知りたい方

・資格取得のメリットを知りたい方

 

ネットワークエンジニアへの就職を考えているけど、スキルに不安があるという方には、ネットワークエンジニアに関連する資格を取ることをお勧めします。

しかし、ネットワークエンジニアに関連する資格には、たくさんの種類があります。

これらの中からネットワークエンジニアに共通して必要とされる、これさえ取っておけば大丈夫!と言える資格を紹介します。

トイーヌ

それぞれの資格のメリットについても説明しますのでぜひ読んでいってください!

ネットワークエンジニアになるために必要な資格とは

エンジニア志望のひと

ネットワークエンジニアになるために必要な資格はあるの?

 

ネットワークエンジニアは資格を必要としない職種のため、この資格が無いと就職できないという制限はありません。

ただし、資格を持っていることで自身の知識やスキルを端的に証明することができます。

そのため、必須ではないですが就職の際には有利に働きますし、実際に働いてからも必要となる知識なので取得することをお勧めします。

補足

会社によっては、ネットワーク工事現場の指揮を取る場合に、電気主任技術者や電気通信設備工事担任者といった資格が必要となる場合がありますが、ケースとして少ないため今回は詳しい説明は割愛します。

 

ネットワークエンジニアにおすすめの資格

エンジニア志望のひと

ネットワークエンジニアにおすすめの資格は?

 

ここからは、ネットワークエンジニアならまずこれをとっておけば間違いなしの資格についてご紹介します。

 

おすすめの資格
  • シスコ技術者認定
  • 情報処理技術者試験

シスコ技術者認定

認定試験の名称とクラス

  • CCT:エントリー
  • CCNA:アソシエイト
  • CCNP:プロフェッショナル
  • CCIE:エキスパート
  • CCAr:アーキテクト

IT系の資格は数多くありますが、その中でネットワークに関する技術力を世界的に証明できると言われているのが大手メーカーのCiscoが提供するシスコ技術者認定です。

Ciscoは世界のネットワーク機器シェアのトップであり、その他ネットワーク機器メーカーも基本的にはCiscoに準拠しています。

その中でも特に未経験の方におすすめなのがCCNAです。これがあればネットワークエンジニアとしての基本的なスキルを証明できます。

CCNAとは?

CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、ネットワークエンジニアの登竜門といえる資格です。

ネットワーク機器に関する技術力だけでなく、基礎的なネットワーク技術(TCP/IP)についても網羅されているため、ネットワークエンジニアとして基本的なスキルを証明できます

世界共通基準の資格で、ネットワークの世界では最も有名な資格の1つであるため就職の際に強みとなります。

有効期限が3年間となっており、失効前に再認定を受ける必要があります。

トイーヌ

上位資格のCCNPを取得できると年収アップも!更なる上位資格CCIEを取得できるとフリーランスへの道も広がります!

シスコ技術者認定の難易度

エントリー資格のCCTは日本語に対応していないため、CCNAから受けることになるでしょう。

 

CCNAはネットワークに関連する幅広い知識が求められますが、参考書や問題集は数多くあります。

独学での合格も可能ですが100時間程度の学習時間が必要とされています。

 

CCNP、CCIEではより高度な応用問題が出題されるため実務経験が無いと難しいです。

CCIEの試験は全て英語で実技もあります。これらの試験は独学は難しいため、研修で対策する人が多いです。

 

CCArは最高水準の認定試験です。

これまでのプロジェクト経験や保有資格を提出するため実務経験は必須ですし、ネットワーク全体設計に関する課題と面接があるため、幅広い分野の専門知識が必要となる超難関資格です。

情報処理技術者試験

出典:情報処理推進機構HP

情報処理技術者試験は、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。

応用情報技術者試験まではネットワーク特化というよりエンジニアに関する総合的なIT知識を証明できます。

未経験の方には、ITパスポート試験をおすすめしますが、3ヶ月ほど勉強時間を確保できそうであれば基本情報技術者試験もおすすめです。

トイーヌ

ネットワークスペシャリスト試験が取得できれば一人前のネットワークエンジニアだと証明できます!

 

情報処理技術者試験の難易度

情報処理技術者試験は参考書や問題集が充実しているため、時間をかけて学習すれば独学でも合格できます。

 

最初にネットワークスペシャリストの受験も可能ですが、ITパスポート試験や基本情報技術者試験から学習を開始したほうが基礎を学べるためおすすめです。

 

ネットワークスペシャリスト試験は専門的な知識が要求されるため難易度が高く、2019年の合格率は14.4%です。

応用情報技術者試験に合格していると一部試験が免除になります。

ネットワークエンジニアが資格を取るメリット

エンジニア志望のひと

おすすめの資格を取るとどのようなメリットがあるの?

 

ここからは実際に資格を取得した場合のメリットについてご説明していきます。

自身のスキルアップ

未経験の方に限らず、現場で実務経験を積んでいてもネットワークエンジニアとして必要なスキルを網羅的に経験することは稀です。

そのため、資格勉強はこれらのスキルを網羅的に学習することができるため、自身のスキルや知識の範囲が広がり、スキルアップに繋がります。

 

キャリアアップにより年収増

資格取得によりスキルアップすることは成果に直結しますし、扱える案件の幅も広がります。

案件の幅が広がり成果が出せれば、社内での昇進や転職をしてキャリアアップを望むことも可能です。

また会社によりますが、資格を取得することで資格手当をもらえることがあります。中には給料のベースが上がる会社もあります。

 

転職に有利

資格があれば、スキルや知識を客観的に評価することができるため、転職時に有利に働く可能性が高いです。

また、難関資格を持っていれば希少性もありますし、勤勉な人柄であることも証明できます。

 

まとめ

今回はネットワークエンジニアに資格は必要なのか、おすすめする資格と難易度、資格取得のメリットについてご紹介しました。

ご紹介した資格は実務経験に紐づけられるものであるため、キャリアアップや転職の際に有利に働いてくれます。

また、幅広く網羅的にスキルや知識を習得することでネットワークエンジニアとしての活躍の幅も広げることができます。

トイーヌ

この機会にご自身のキャリアに合わせて資格取得を検討してみてはいかがでしょうか!

この記事を書いたライター

トイーヌ

大手通信キャリアで働く現役ネットワークエンジニア
大規模システムの構築やコスト改善施策により4度の社長表彰を受賞
大学ではC言語を始めとするプログラミングを専攻

 自治体や法人のネットワーク設備構築:3年(15案件)
 ISPのネットワーク設備構築運用:3年
* ネットワーク関連新サービスの企画:2年(5案件)
 所有資格:ネットワークスペシャリストCCNA上位資格CCNP

 

この記事に関連するラベル

ページトップへ