2021年4月14日、『<業務未経験者さん向け>実務で必要な技術力を知ろう!』というイベントに参加してきました!
フリーランスエンジニアのお2人が、現場で必要な力について議論する形のイベントでした。
(主催はTechpitさんでした)
フリーランスのウェブアプリケーションエンジニアとして、近年は主にスタートアップ企業にて、サーバサイド(PHP)およびフロントエンド(JavaScript, TypeScript)のプロダクト開発に携わる。開発以外にも、技術選定、設計、スクラム開発導入、テスト環境の整備など、チームにとって最適な開発プロセスを回せるよう、様々な側面から開発チームを推進している。
Techpitでは、Laravelの教材を執筆。
Laravelでテスト駆動開発を学ぼう!
今回はイベントレポートという形で内容を振り返っていきたいと思います!
主な内容は以下のようなものでした。
対談イベントまとめ
感想としては、知ることで就活をぐっと有利に進められるし、エンジニアとして転職して『こんなはずじゃなかった!』が避けられる内容だったと思います。
大変有益なイベントでした(*´ω`*)
エンジニア志望のひと
現場で求められる技術力ってどんなものかな?
ウラ
こんなことで悩んでいる方に情報を共有したいと思います!
当サイト唯一の介護職、かつプログラミング初心者です!
未経験者向けのイベントに参加してみたりして、皆さんと同じ目線で感じたことを発信しています。
このページの目次
▼イベントの流れ
Zoomによるオンラインイベントで、マイクとカメラどちらも基本ミュート状態で行われました。
質問は最後にミュートを解除して口頭で行うか、チャットに打ち込んでおいて司会者が拾いあげる形で行われました。
イベントに参加してみると、最初は落ち着いて話していたスピーカーのお2人がだんだん熱く語っていたのが印象的でした。
ウラ
内容はハイライトという形で、印象に残った部分を上げていくね
nunulkさん
現場ではチームで動く、だからコミュニケーション力が大切
『現場ではチームで動く』はお2人の会話の中で何度も出てきました。
チームで動くことは独学では学べないものです。
プログラミング学習と実際の現場とで一番ギャップが大きいのはこの部分かなぁっと思いました。
チームで動くにはコミュニケーション力がとても大切という話でした。
nunulkさん
業種によっては保守の方が多いから勉強でプログラムを組むのとはまた違う
プログラムを組むという作業は1回だけですが、運用するという業務は、そのプログラムが続いていく限りずっと発生するからです。
会社によっては保守の方が多いよという話でした。
ウラ
ちなみにプログラミング保守とは以下の通りだよ
プログラミング保守とは、システムのメンテナンスをプログラムの面から行うサポートのこと。バグの修正やバージョンアップなど、そのプログラムが安定して稼働するためのサポートを行う。
(引用:コトバンク)
nunulkさん
ベースラインはできて当たり前だと思っている
(ベースラインとはその会社で求められる最低限必要な能力)
学校やプログラミングスクールで、プログラミングを教えてもらっている人にとってはギャップになる内容です。
現場では人手が足りているときの方が少ないため、トラブルが発生すると教える人がいなくなるということが起こりえます。
そのため最低限その会社に求められた能力を持っていないと、会社に行っても仕事がないという事態が起こりそうです。
ウラ
ここがメインテーマだったよ。現場では技術力より人間力がものをいうみたい
nunulkさん
営業側から、お客さんからこんな機能つけてくださいって要望がきます
nunulkさん
実は、お客さんによく聞くと、その機能じゃなくてもいいって話がたくさんあります
お客さんの要望を、現場とすりあわせて、お互いに満足できる形に持っていく力が求められているというお話でした。
そのためにはお客さんが求めているものをしっかり理解して、同時にお客さんに現場のことをある程度知ってもらうということが必要になります。
高いコミュニケーション能力が求められるなと思いました。
ウラ
プログラムを作る仕事だと思っていたから、求められるコミュ力の高さに驚いたよ
nunulkさん
本当は技術力よりメンタル力の方が大事なんだけどね (笑)
nunulkさんいわく現場で大切だと言われた重要な力がメンタル力です。
打たれ強さと言い換えてもいいかもしれません。
人材不足、足りない日程、お客さんの要望、発生する不具合…
トラブルが起きたときに心が折れずに、目標を修正して切り替えられるメンタル力が求められます。
鈴木さん
こういう人は伸びません
・問題が発生したときに問題としっかり向き合わない
・場当たり的な対応をする
だからこそ、オリジナルポートフォリオ作成の時の試行錯誤が必要なんだという話でした。
自分の作りたい機能なら頑張って調べて作るため、問題ととことん向き合って解決する。
試行錯誤することで調べる力は磨かれるという話でした。
プログラミング学習で一番大事なのはここかなと思いました。
ウラ
ちなみにポートフォリオとは以下の通りだよ
ITエンジニアのポートフォリオとは、応募者自身のスキルや実績をアピールするものです。ポートフォリオを用意することで、職務経歴書や自己紹介書に書かれている内容の裏付けとなります。
引用:みんなの転職「体験談」
鈴木さん
教えられた通りに作ったものより、自分がどうしても作りたくて作ったアプリやサービスの方が現場に近いです
つまり、お客さんの要望に応えて作る現場と、自分の要望を達成するために作るポートフォリオは似ているということでした。
誰の要望のために作るかの違いだけで、どちらも試行錯誤しながらサービスを作ることは変わらないからです。
結果的にやりたいことベースでポートフォリオを作ると、現場に近い体験ができるということでした。
鈴木さん
また、独自性のあるポートフォリオの方が、作り手の人柄がよくわかります
やりたいことベースで作ったポートフォリオは、試行錯誤するので結果的に、個性が出るそうです。
逆に人をまねただけのポートフォリオだと採用の判断材料にならないという話でした。
どんな人かわかるポートフォリオの方が、その人の人柄がよくわかるいうことでした。
鈴木さん
読みやすさを意識してコードを書いている人はあまりいません
nunulkさん
独学だと変な癖がある人も多い
だからこそ癖がなく読みやすいコードだと差別化できるという話でした。
また独学だと変な癖がついている人が多くいるようです。
(いらないところにスペースが入ったり)
nunulkさん
独学こそちゃんとした教材を使うべき
鈴木さん
どうしても作りたいものがない場合は、作りたいものでなくてもいいです
ただしポートフォリオにはある程度の複雑さが欲しいという話でした。
独自性のないTwitterクローンなどだと選考の際にそのポートフォリオは選べないという話でした。
鈴木さん
考えて作ったかどうかはコードを見ればわかります
なので就活の際は作りたいものでなくとも、考えて作ったオリジナルポートフォリオを提出しましょう。
鈴木さん
私は採用の際に学歴を見たことがないです
エンジニアとしての能力と学歴は関係ないからとのことでした。
それに対してnunulkさんは
nunulkさん
一部の会社は学歴を見ないところもあるけど、エンジニア業界でも年功序列の企業は多いよ
とのことでした。
エンジニア業界では年功序列の会社もそうでない会社もどちらも混在しているということです。
なので自分が就職しようとしている企業が、どんな価値観の会社か調べるということが採用活動ではかなり重要になります。
nunulkさん
どの職種に応募するかで求められるスキルは違う
就活の際は、その会社がどんな人材を求めているのか、考えるのが重要ということでした。
エンジニア業界のことを学んで、その会社のことを調べていくと、どんなスキルが必要なのかわかってくると思います。
そうすることで何を勉強すればよいのかも絞れてきます。
その視点を意識するのとしないのとでは就活では大違いだと思います。
nunulkさん
SNSや公式ホームページでその会社がどんな会社かつかもう
鈴木さん
WEB系の会社はホームページに開発者ブログがあり、現場の空気がつかみやすいです
後悔しない就職のためによくその会社を調べましょうということでした。
まずはネットで調べられるだけ調べてその会社がどんな会社か把握するのが大切です。
その上で…
nunulkさん
完全実力主義の会社だと思って面接受けたらガチガチの年功序列の会社だったりします
その会社の面接官、つまりその会社の社員がその会社のことを一番教えてくれる材料だという話でした。
面接は自分が選ばれるための場であると同時に、自分が会社を選ぶための場所でもあるということです。
それを意識することで『こんなはずじゃなかった!』がかなり防げると思います。
ウラ
面接でこそ、その会社の匂い(雰囲気)がわかるみたい
このイベントのまとめ
ウラ
1時間のイベントとは思えない内容の濃さでした!
最初は鈴木さんが踏み込んだ深い話をしてくれて、nunulkさんが後半熱く話してくれました。
採用する側の視点でこんなところが見られているというところがよくわかりました。
プログラミング学習や就活で、『こんなはずじゃなかった!』を回避するためにこのイベントレポートを活かしてもらえれば幸いです。
介護を10年、副業でブログサイト運営を行っています。
新しいものが大好きでいろいろなことを試しています。
最近はプログラミングの勉強を始めてプログラミングスクールについて調べています!
東京都在住のフリーランスエンジニア。車両の位置情報を管理する高トラフィックサービスやユーザー数100万人超の大規模サービスなどの開発・運用を経験。得意な技術はRuby on Railsで、rails 含め複数のOSSのコントリビューター。
Techpitでは、Ruby on Railsの教材を執筆。
Railsアプリケーションのパフォーマンス改善をしながらN+1問題を解決するスキルを身に付けよう!