インフラエンジニアはきつい?現役エンジニアが語る夜勤・激務の実態

記事更新日: 2021/05/12

ライター: トイーヌ

この記事を書いた人
トイーヌ

大手通信キャリアで働く現役ネットワークエンジニア
大規模システムの構築やコスト改善施策により4度の社長表彰を受賞
大学ではC言語を始めとするプログラミングを専攻
 自治体や法人のネットワーク設備構築:3年(15案件)
 ISPのネットワーク設備構築運用:3年
* ネットワーク関連新サービスの企画:2年(5案件)
所有資格:ネットワークスペシャリストCCNA上位資格CCNP

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エンジニア志望

インフラエンジニアってなに?仕事はきついの?未経験でもついていけるかなぁ。。

トイーヌ

現役インフラエンジニアのトイーヌがお答えします!

 

インフラエンジニアとは、会社などでメールやグループウェアなどのWebサービスを利用するための基盤となるITインフラ(ネットワークやサーバ等)を取り扱うエンジニアです。

仕事においてはもちろんきつい一面もありますが、良い部分もたくさんあります。

インフラエンジニアは人手不足と言われており、また、プログラミングをしないため未経験からでもなりやすい職種とも言われています。

 

この記事に書かれていること

インフラエンジニアとはどんな仕事か

きついと言われる理由と、その対処法とは

インフラエンジニアになるメリットとは

 

この記事は、

インフラエンジニアを未経験から目指しているが、仕事はきついと言われて躊躇している方

とにかく安定した仕事で手に職をつけたいけど、プログラミングは苦手・心配だという方

にオススメです。

トイーヌ

何がきついかを知れば、自分に向いているかどうかが分かり安心できますよね!

トイーヌ

加えて、その対処法や、インフラエンジニアのメリットについても紹介していきます!

 

インフラエンジニアとは

システムを提供するにあたり必要となるネットワークやサーバといった土台(ITインフラ)を設計・構築・運用・保守するのが、インフラエンジニアです。

エンジニアの役割分担イメージ

ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアを掛け合わせたのがインフラエンジニアです。

ただしインフラエンジニアだからといって必ずしもネットワークとサーバー全てを担当するとは限りません。

ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアのことを、ITインフラに関するエンジニアということでまとめてインフラエンジニアと呼ぶこともあります。

トイーヌ

ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの業務内容は似ていて、作業対象がネットワーク機器かサーバーかの違いです。

 

インフラエンジニアはきついと言われる理由

ここからはインフラエンジニアがきついと言われる理由について説明していきます。

  • 夜勤が多い
  • 休日出勤が多い
  • システム障害の対応
  • 必要な知識範囲が広い
  • サーバールームの乾燥や寒さ
  • 仕事は地味で華やかさはない
 

夜勤が多い

ITインフラは日中仕事で使われているため、作業は夜間に行われることが多いです。

そのため、昼夜逆転で生活リズムが崩れやすく、心身ともに辛いというのがあります。

トイーヌ

通常は日勤で、工事がある日は夜勤のようなパターンだと特に生活リズムが崩れやすいですね。

 

休日出勤が多い

作業の規模によりますが、夜間だけでは対応ができない場合は休みの日に対応することもあります。

友人との付き合いなどプライベートに支障をきたす可能性があるため、辛いと思う方も多いです。

トイーヌ

長期休暇などの予定を立てづらいというのはストレスですよね

 

システム障害の対応

エンジニアの宿命ともいえますが、システム障害が発生した際に迅速な対応が求められます。

大抵の場合は保守マニュアルを作成し、それに従って対応しますが、人為故障やバグなど想定外のトラブルの場合に長引くこともあります。

障害が頻発したり、長期化してしまうことにより残業時間が伸びてしまい激務になってしまうリスクがあります。

トイーヌ

外出先や寝る時など「いま故障が起きたら」と考えてしまうとストレスになりやすいです。

 

必要な知識範囲が広い

インフラエンジニアは、ITインフラ全般に対応する幅広い知識を求められます。

加えて、クラウドや仮想化、自動化といった最新技術も浸透してきているので、会社によっては対応が必要となります。

トイーヌ

研修などで勉強できればいいですが、業務外の時間で勉強時間を確保しないといけない場合は大変ですね。

 

サーバールームの乾燥や寒さ

サーバーやネットワーク機器はサーバールームのような専用の部屋に設置されることが多いです。

サーバールームは機器を冷やすためにかなり空調は強めになっています。

そのため、埃っぽく、乾燥していて寒いです。そこで作業をするため、寒さや埃、乾燥が苦手な人には辛い環境といえます。

トイーヌ

運用保守の業務ではサーバールームに机を置いて、そこでダウンを着て1日仕事をしている方もいます。

 

仕事は地味で華やかさはない

新しいシステムを作ったら、実際にユーザに使ってもらったりして反応が得られますが、ITインフラではそれを体感しづらいです。

どのようなシステムでもITインフラは必須なので、社会的貢献度は高いのですが、いまいち成果として見えづらいというのもあります。

トイーヌ

ITインフラは使えて当たり前という認識で、感謝されづらいのが辛いところですね。

 

きつくないインフラエンジニアになるためには

インフラエンジニアになったのに、きついと感じ後悔してしまわないように事前に気をつけること、対処法を紹介します。

  • 自分の働き方に合っているか見極める
  • 会社選びが重要
  • ITスクールや転職エージェントを活用する
 

自分の働き方に合っているか見極める

きつい理由を6つあげましたが、人によって何がきついと感じるかは変わってくるはずです。

例えば、深夜勤務や休日勤務で生活リズムが崩れるのが嫌な人もいれば、寒いサーバー室で働くのが嫌な人もいます。

そのため、自分の理想とする働き方と比べ、どうしても許せないか、それとも順応できる範囲かを見極めることが重要です。

トイーヌ

手に職をつけたい!プライベートはある程度融通が効く!勉強するのは苦じゃない!という方は大丈夫ですね。

 

会社選びが重要

インフラエンジニアの業務内容や残業時間、休日出勤の数は会社によって全く違います。

取り扱っている案件の数は多い方が、スキルの幅も広がります。

そのため事前に求人情報や転職サイトなどからそれらの情報を確認しておき、面接時にも聞ける範囲で聞くようにしましょう。

コロナ影響もあるため可能であればですが面接などで会社訪問をし、職場の雰囲気を見れるといいでしょう。

トイーヌ

一つの目安として従業員数が100名を超えていればある程度案件の幅があり、スキルの幅も広がりやすいです!

 

ITスクールや転職エージェントサービスを活用する

未経験で資格も実績もない状態では、就職できたとしてもスキルを要さない低賃金のキャリアアップが望めない会社に入ることになってしまう可能性が高いです。

そのため、ITスクールなどを利用し資格やスキルを身につけることで選択肢を広げることができます。

また、転職エージェントには実際の就職後のヒアリングなどを通して企業の内情などの情報が集まっているため個人で探すより有益な情報が得られますし、自分の個性や考え方に合った会社を提案してくれるためうまく活用しましょう。

トイーヌ

無料のITスクールもあるので、お金が心配な方でも検討してみるといいと思います!

 

インフラエンジニアのメリット

インフラエンジニアには、確かにきつい一面もありますが、勿論メリットもたくさんあります。

  • 仕事が安定している
  • プログラミングはしなくても良い
  • 未経験からなりやすくキャリアアップのチャンスもある
  • 社会的貢献度が高い
 

仕事が安定している

システムにはそれを支えるITインフラが必須のため、安定した仕事と言えます。

更にコロナの影響によりリモートワークの需要も増え、ますます活躍できる場が増えているといえます。

トイーヌ

クラウドや仮想化といった技術にも対応できればより需要のあるエンジニアとなれます!

 

プログラミングはしなくても良い

インフラエンジニアは、ネットワーク機器やサーバーといった既製品のセットアップがメインとなるため、基本的には開発業務はありません。

エンジニアにはなりたいがプログラミングはちょっと。。という方でも、機器の設定方法や基本的な仕組みを理解すればインフラエンジニアとして活躍することができます。

トイーヌ

たくさんの種類があるプログラミング言語と比べ、スキルとして陳腐化しないのがITインフラの良さでもあります!

 

未経験からなりやすくキャリアアップのチャンスもある

エンジニアは基本的に学歴や職歴が不問の場合が多く未経験からでもなりやすいといわれています。

むしろ実績やスキルを評価されるため、実際に働く中でスキルの幅を広げたり実績を残していくことでキャリアアップのチャンスも生まれます。

トイーヌ

未経験からインフラエンジニアを目指す場合は、CCNAというネットワークエンジニアの登竜門資格を取得してスキルを示すことが王道ですね!

 

社会的貢献度が高い

ITインフラは人が生活・仕事をするための基盤であり、それを支えるインフラエンジニアは世の中になくてはならない非常に社会的貢献度が高い仕事と言えます。

ITインフラは使えて当たり前と認識されているため直接感謝される機会は少ないかもしれませんが、滞りなく業務を遂行するために欠かせない重要な仕事です。

トイーヌ

華やかさはないですが、「やりがい」「社会貢献」を感じられる職種です!

 

まとめ

インフラエンジニアは、勤務時間が不規則であったり緊急対応が必要な場面があったりときつい職種ではあります。

しかし、華やかさはないですがシステムを支える縁の下の力持ちとして社会的貢献度の高い仕事です。

未経験からなりやすく、安定した仕事というのも魅力です。

 

未経験からインフラエンジニアを目指す場合は、ITスクールを活用することもお勧めします。

トイーヌ

もしご興味あれば読んでみてくださいね!

この記事を書いたライター

トイーヌ

大手通信キャリアで働く現役ネットワークエンジニア
大規模システムの構築やコスト改善施策により4度の社長表彰を受賞
大学ではC言語を始めとするプログラミングを専攻

 自治体や法人のネットワーク設備構築:3年(15案件)
 ISPのネットワーク設備構築運用:3年
* ネットワーク関連新サービスの企画:2年(5案件)
 所有資格:ネットワークスペシャリストCCNA上位資格CCNP

 

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