【例文あり】なぜエンジニアになりたいか?志望動機の書き方・回答

記事更新日: 2021/06/10

ライター: けんぞう

エンジニア志望

「なぜエンジニアになりたいか?」と聞かれるとうまく答えられない。
答えても、ちゃんとあっているかどうか不安になる・・・

けんぞう

そのお悩み、解決します!

実はこの質問にはポイントがあります。

ポイントを押さえれば自信をもって回答できます!

この記事を書いた人
けんぞう - IT企業人事

SIer/自社サービスを提供するIT企業の人事。

採用・教育・人事制度など幅広い領域を担当。
年間100名以上のITエンジニアを採用。

2014年から現在まで一貫して人事畑。

けんぞう

いきなりですが、この質問に厳密な「正解」はありません。

エンジニア志望

正解がない?!

余計になんて答えればいいか分からなくなってきた・・・

けんぞう

A=Bのように決まった答えがないという意味です!

ただし面接官が「確かめたいこと」には答えがあります。

 

「なぜエンジニアになりたいか」で確かめたいことは、

エンジニアになろうとする「決意」です!

 

エンジニア志望

決意?決意はあります!

けどいつもうまく答えられないんです…

けんぞう

決意といっても、感情や夢の話だけではNGです。

今回はその回答方法例文と例文にご紹介します!

 

こんな人に読んでほしい

・エンジニアになる志望動機について深めたい人

・面接対策をしてスムーズに答えられるようになりたい人

 

「なぜエンジニアになりたいか?」への回答【志望動機】

面接官が聞く意図

この質問では、あなたがエンジニアを志望する「決意」を確認しています。

けんぞう

最初どのような決意でエンジニアになるかは非常に重要です!

この質問ではそれをチェックしています。

しっかりと動機を語ることができれば、長く働いて、結果を残しそうだろうな想像させられます。

つまり、この質問は採用の合否に大きく関わるといえるでしょう。

けんぞう

 面接官は長く働いてくれそうな方や、結果を出せそうな方を採用したいと考えています。

 

具体例やエピソードを なんとなくはNG

先ほど長く続けられるかや結果を出せそうかどうかの判断の為に聞くと伝えました。

なので、下記のような回答をするのはあまりよくないでしょう。

  • 「前の仕事に飽きた」「楽な仕事につきたい」などと感じられそうな回答
  • 「何となく」「今流行っているから」などといった漠然とした理由

エンジニアとして働くイメージを持ってもらうよう、具体例エピソードを用いると効果的です!

返答が「熱い気持ちだけ」にならないよう注意しましょう!

 

エンジニアの仕事内容を絡める

どうしても具体例が浮かばない人や、さらにプラスになる回答をしたい方もいると思います。

そんな場合は、エンジニアの仕事内容を回答に盛り込むとよいでしょう。

エンジニアの仕事内容を絡めると下記のようなメリットがあります。

仕事内容を絡めるメリット

・面接官からみてあなたが活躍しそうなイメージが持てる

・未経験にもかかわらず業界、職種を調べてきていることがアピールできる

・話の内容に具体性や納得感が増す

 

未経験からのチャレンジであれば、多少間違っていてもOKです!

調べてこない人も少なくないので、調べて知ろうとしている時点でアドバンテージです!

けんぞう

直接話さなくても、話の中に盛り込むだけでOK!面接官には伝わります!

 

エンジニアの種類・仕事内容

各エンジニアの仕事について簡単にご紹介します。

分からないことや詳しく知りたいことがあれば、掘り下げてみるといいでしょう。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、実際にお客様の目に触れる部分の機能を設計するお仕事です。

WEBデザイナーが作ったデザインを機能としてサイトやサービスに乗せたり、

後述のサーバーサイドエンジニアと連携して、機能がちゃんと動くように設計したりしています。

自動車で例えると、実際に部品を組み合わせて「動く」車を作る役割といえます。

 

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアは、その名の通り、サーバーで行われる処理やデータを取り扱う部分の機能を設計するお仕事です。

お客様の目に触れることの無い部分のお仕事ですが、実はかなり重要なポジションです。

自動車で例えるならば、表には見えない細かな部品やエンジンなどを設計、組み立てる役割のお仕事です。

 

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、サービスを運用するための土台となる部分を設計・管理するお仕事です。

そのため、製品やサービスによって必要となるスキルや経験が異なってきます。

ただし、サービスが安定的に提供されるよう、環境を整えたり維持していくという観点では、

どのインフラエンジニアも担うべき役割は同じだといえます。

 

モバイルエンジニア

モバイルエンジニアは、スマートフォンや携帯電話のアプリ開発を担当するエンジニアです。

近年はスマートフォンの進化・発展が進んでおり、様々なOSも生まれてきているため、

「iOSエンジニア」や「Androidエンジニア」など、OSによって分けて呼ばれることもあります。

また、それぞれのOSについての知識だけでなく、デザインやUI/UXといった専門知識が求められることも少なくありません。

けんぞう

他にも様々な仕事を担当するエンジニアがいます。
気になる方はぜひ調べてみてください!

 

「なぜエンジニアになりたいか?」の回答例

上記の仕事内容を踏まえて、各担当ごとの回答例をご紹介します。

例①|フロントエンドエンジニア編

普段仕事で使っているサービスやソフトについて、操作がしづらかったり、どこをどうすればやりたいことができるのか分からないと思う経験が多くありました。
そのサービスやソフトが悪いというわけではないですが、 もっと便利にできるのではないか、もっとわかりやすいサービスにまとめられるのではないかと考えていたところ、 ○○社のサービスに出会い、その便利さ、使いやすさに感動しました。
自分もそのお客様にそんな体験をしてもらえるようなサービスを作りたいと考え、フロントエンドエンジニアを志望しました。

 

例②|サーバーサイドエンジニア編

元々インターネットや新しいITサービスや技術に興味があり、 サービスの仕組みや技術について独学していました。
今までの仕事でもITサービスを利用しており、その仕組みや技術について調べていく中で、自分もITサービスを提供する側になりたいと思うようになりました。
サービスを仕組みから考えて、設計していきたいと思っていますので、より深くプログラミングや仕組みを考える領域に携われそうなサーバーサイドエンジニアを志望しました。

 

例③|インフラエンジニア編

自分は、細かい作業でも正確に素早く行うことが得意だと考えています。
昨今、インターネットやITサービスは生活になくてはならない存在になってきています。
そういった環境で、エンジニアの仕事になかでも、常に安定したサービス提供をするための 重要な役割を担うインフラエンジニアの仕事が自分に適していると考え志望しました。

 

例④|モバイルエンジニア編

私は、お客様や仕事に携わる方からの感謝をモチベーションに感じており、 今までの仕事でもそのような場面が多くありました。 しかし、どうしてもお店に来てもらえるお客様に限られるので、 多くのお客様に対してアプローチすることが難しい状況でした。 国内外で多くの人が利用しているスマートフォンのアプリを作るモバイルエンジニアであれば、 それまで以上に多くの人に対して貢献、インパクトを与えられると考え志望しました。

 

けんぞう

自分の経験や感じていることと、仕事内容を絡めてみましょう!

時間をかけても、この点は深く調べ考えましょう。

 

「なぜエンジニアになりたいか?」のNG例

NG例と解説

以下はNG例です。下記のように答えると面接で受かる確率は低いでしょう。

NG理由①|「お金がもうかるから」「楽そうだから」などの漠然とした理由

漠然とした理由だと、ほかの仕事でも叶えられるのでは?と思われたり、
もしかしてなにも考えていない?と思われたりする可能性が高いです。
なるべく具体的なエピソードや体験に基づく理由を答えましょう。

NG理由②|やりたいことだけを伝える

先ほどの理由よりは悪くないです。
ただし、その会社で働く意味やエンジニアにこだわる意味まで伝えないと面接官の共感を得られません。
ただやりたいことを伝えるのではなく、
「どのような影響を与えたいのか」
「会社にどのように貢献していきたいのか」
などをイメージできる内容を心がけましょう。

 

まとめ|将来したいことは何か?

最初にも話した通り、「エンジニアを続けられそうか」を確かめる質問です。

「今」何がしたいかだけでなく、「将来」何がしたいかを伝えていくことを意識しましょう。

けんぞう

記事で紹介したように、納得感を意識しましょう。

理論立てて、具体例を交えて答えると合格率アップです!

 

あなたの将来を考えることは、面接だけでなく今後働いていく中でも重要になってくること。

面接を機に将来について考えて、エンジニアへの道を切り拓いていきましょう!

 

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掲載日: 2021.06.05

この記事を書いたライター

けんぞう

某ITサービス会社
(独立系SIer/ミドルウェア等)
人事担当

採用・教育・制度など総合的に経験。
年間100名以上のITエンジニア採用。

2014年から現在に至るまで一貫して人事を担当。

採用や転職などの悩みを、人事側の目線から皆さんにアドバイスできればと思います!

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